ズボラお金術

将来のお金の不安を今すぐゼロにする!買い物のポチり癖をそのまま活かす「ズボラ置き換え術」

2026.09.22 公式 ズボラお金術 第10回
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服を買う感覚で始める「資産買い」

例えば、NTTの株は15,000円〜16,000円あれば購入できます。
15,000円の着るか分からない服を買うよりも、NTT株を買って配当を受け取った方がよっぽど未来のためになります。

また、インデックスファンドであれば100円から購入出来ます。
「今日はどうしても何か買いたい」という日に、500円だけ、1,000円だけ、投資信託を買うこともできます。

後から「また使ってしまった…」と落ち込むくらいなら、そのお金で株やインデックスファンドを買ったほうが、まだ未来に残ります。
散財欲を無理やり抑えるのではなく、欲の発散先を変えるのです。
「買いたい」という気持ちは満たしつつ、買うものを消費財ではなく資産に変える方法です。
これだけで、お金の流れはかなり変わるはずです。

たとえば、ネットショップを開きそうになったら、代わりに証券口座を開く。
欲しいものをカートに入れたくなったら、その金額の一部だけ投資信託を買う。
セールで5,000円使いそうになったら、5,000円をインデックスファンドに回す。
こういうルール作りができれば、我慢している感覚をかなり薄くできます。

欲望は全部禁止ではなく、置き換えで解消する

「意志は使えば使うほどすり減っていく」という研究もあります。
時には我慢も必要ですが、何でもかんでも我慢しているとストレスが溜まってしまいます。
ストレスを溜めこむと、最初は頑張れても、どこかで反動が来ます。
特にストレスが溜まっている時や、疲れている時、判断力が落ちている時には、我慢だけで乗り切るのはかなり難しいです。

だからこそ禁止ではなく置き換え、という考え方をインストールしてほしいです!
ズボラさんにとって、この方法はかなり向いています。
なぜなら、モノを買うとその後の管理が発生するからです。
置き場所を考えたり、片付けたり、使わなくなったら処分したり、場合によっては売ったりしなければいけません。

買い物は、買った瞬間だけでは終わりません。その後、管理するための労力がついてきます。
でも、株やインデックスファンドなら、基本的には買った後に何もする必要はありません。ほったらかしで良いのです。
だからこそ、ズボラさんほど株やインデックスファンドを購入するのをオススメします。

ただし、この方法は非常に有効ですが、1つだけ注意点を覚えておいてください。
散財の代わりに投資をする場合、短期売買やギャンブル的な投資に向かう危険性があることです。

「今日はこの株が上がりそう」
「一気に増やしたい」
「値動きが大きいものを買いたい」

こうなると、散財欲が投資欲に変わっただけで、むしろリスクが大きくなります。刺激を求めて投資をすると、今度は値動きそのものに依存してしまう可能性があります。

だからこそ、散財欲の受け皿にするなら、基本は低コストのインデックスファンドや動きが安定しているNTTのような株がおすすめです。
全世界株式や米国株式など、長期で持つ前提の商品を、少額ずつ買うイメージです。

これをやるのであれば、あくまで余裕資金の範囲内にしましょう。また、よく分からない会社の株を、勢いだけで買うのはおすすめしません。
目的は、投資で一発当てることではなく、散財欲を他に流すことと心得ましょう。

散財欲を未来への投資に変えよう

お金を使いたくなる自分を責める必要も、その欲を無理やり抑える必要もありません。
ただ、欲望通りに毎回お金を使っていたら、お金は残りません。
だからこそ、欲を消すのではなく方向を変える、我慢するのではなく置き換えるのです。
どうしても使いたいなら、未来に残るものを買いましょう!

貯めるのが上手い人は、意志が強い人とは限りません。自分の欲望を理解して、うまく逃がす仕組みを持っている人です。
発想の転換で、「また使ってしまった」を「今日も資産形成できた」に変えましょう!

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プロフィール

岩切健一郎
岩切健一郎

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®。1986年生まれ。29歳で適応障害とADHDの診断を受ける。コンサルティング会社から外資系保険会社の営業職を経て、現在は保険代理店に在籍しながらフリーランスのファイナンシャルプランナーとして活動中。自身が発達障害当事者であり、過去には借金を背負い生活が苦しかった時代も。「お金の専門家」でありながら「お金に苦労した当事者」という二つの視点を生かし、SNSやインターネットを通じて全国から寄せられる相談に応じている。自身の経験に基づいた当事者に寄り添うアドバイスには強い説得力があり、お金の苦手意識が強い人や発達障害当事者はもちろん、その家族からも厚い信頼を得ている。

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