なめてくるバカを黙らせる技術

「なめた態度をとる人は、全員ザコ」と断言できる理由

2025.06.25 公式 なめてくるバカを黙らせる技術 第10回
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発信者情報開示請求を連呼する人

少し話が脱線するが、SNSを見ていると、口論のあとに「発信者情報開示請求します!」と言う人をよく目にする。
こうした人は一見すると法律に詳しそうで怖いが、訴訟をちらつかせて相手からの攻撃を未然に防ごうとする姿勢自体が、逆に弱く見えてしまうことも少なくない。
彼らがこうした行動をとることについては、心理学の「ディフェンシブアグレッション」という用語で説明が可能である。自己評価が低く、相手から反論されて対応できる自信がない人ほど、攻撃的な態度をとることで攻撃されないように必死に防御しているというのだ。

ちなみに、「発信者情報開示請求します!」「訴えます!」といったように事前に宣言するのは、悪手だという話を弁護士から聞いたことがある。
悪手の理由は三つある。一つめは証拠隠滅リスクで、相手が投稿やアカウントを削除すると証拠をロストすることになる。二つめに、訴えると言えば相手は謝るかもしれないと期待する姿勢がバレバレで、相手や周囲から「やるならさっさとやれよ!」と煽られてしまい、威勢がいいのは口だけと評判を落とすリスク。三つめに、「発信者情報開示請求します!」と攻撃的な姿勢を示すことで純粋な被害者の立場ではなくなり、裁判所から法的手続きの必要性を疑われる理由になる。
いずれにしても、事前に宣言することで、相手側からは「言論戦で負けそうになったから、法的手段をチラつかせて黙らせようとした」とか、「本当に傷ついたなら、わざわざSNSで宣言せず、静かに開示請求すればいいではないか」とか反論されることになり、不必要に窮地に追いこまれることになるのだ。

また、こうした例は、口だけやたらと威勢がいい人ほど実際に行動に移さないことを示す好例とも言える。これは、ヤンキーが「殴るぞ殴るぞ」と相手を威嚇したり、周囲にあるゴミ箱を蹴っ飛ばしたりする一方で、実際にはなかなか手を出してこないというのにも通じる話だろう。
本当に攻撃する人は、わざわざ「これからあなたを殴ります」などとご丁寧に宣言などしない。本当にやるやつは、黙っていきなり殴るからだ。

なめてくる人物が威勢がいいのは、口だけである場合がほとんどだ。わざわざ、自分の身をリスクにさらして攻撃できるだけの根性や気合の入った人などいないと考えていい。口先で挑発してあなたを脅かし、怯える姿を見て、あなたをコントロールすることが目的なのだ。

そして、こういうやつへの対処法は明確だ。強めに毅然と言い返せば、すぐに逃げていくのである。

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プロフィール

黒坂岳央
黒坂岳央

1981年大阪府生まれ。実業家。学生時代から人間関係でなめられることに苦しみ、社会に出ても理不尽な扱いを受け続けた経験を持つ。しかし、その経験を逆手に取り、なめられないための戦略を研究、体系化した。現在は、本業のかたわら、アゴラ、プレジデント、Yahoo!ニュースなどネットメディアでニュース・オピニオン記事を執筆し、PVの最高値は1記事で150万PV超。テレビ朝日系、TBSラジオなどテレビ・ラジオ番組にも多数出演している。なめられる弱者だった立場から、自らを研究対象として積み上げてきた経験を土台に本書を執筆している。

著書

なめてくるバカを黙らせる技術

黒坂岳央 /
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