cueのププププレゼン力

第15回 2016.11.09

80歳HAPPY BIRTHDAY♥LOVE 装苑

LOVE❤人間

ラジオやTV、雑誌などで人のお話を聞く・観る・読むのが好きです。人がどうやって生まれ育ち、どのような思いで今を生きているのか、それを知るのが楽しいのです。「いろんな人が生きているんだな~」と感じて影響も受けますし、この時代を共に生きているわけだから、いつかどこかで出会う機会もあるはずだなんて思ってしまったりもします。ま、常日頃、人間にスポットを当てたクリエイションをしているのでそんなふうに考えるのかもしれません。

素敵なホストがあってこそ

僕はラジオが大好きなのですが、とくに、普段TVにはあまり出演しない様々な文化人や職業人が語り合う対談番組を好んで聞いています。

V6・岡田准一さんがパーソナリティーを務める番組『Growing Reed』(J-WAVE、毎週日曜日の深夜0-1時)は、毎週各界からユニークな方が出演します。日曜日の夜更け、慌ただしい月曜の朝を迎える前のこの時間帯がまとう独特の空気が美しいです。岡田さんの知的な話し方や好奇心旺盛な姿勢は、リスナーから非常に好意的に受け止められているようで、息の長い番組となっています。

長寿番組といえば、全国での認知度がほとんど100%ではないかと思われるTV番組『徹子の部屋』(テレビ朝日、平日12-12時半)があります。同一司会者による番組の最多放映記録として“ギネス認定”されたこのトーク番組で、司会の黒柳徹子さんが素晴らしいホストをしています。誰からも愛されるチャーミングなキャラクターは、まるでパンダのよう。視聴者はもちろん、出演するゲストまでも魅了してしまう黒柳さんの魅力に溢れた、愛すべき番組です。

対×談

TVもたくさん観ますが、とくにNHKの「Eテレ」はお気に入りの1つです。そんな“LOVE❤Eテレ”な僕がとくに好きな対談番組として挙げる番組は次の2つ。まず、『ミュージック・ポートレート』。毎回異なる2人の出演者が、幼少から今に至るまでに影響を受けた大切な10曲を自分の人生と合わせて互いに紹介し合う番組で、なんて素敵な企画なのだろうと思いながらいつも観ています。自分もそうですが、音楽というのは、ある特定のシーンや思い出、感情などを想起させてくれます。知っている曲だと、「そうそう! これいいよね!」とつい共感しちゃいますし、聞いたことがない場合も「こんな曲があるんだ?」とメモしてしまったりします。どの出演者も、紆余曲折を経た、ドラマチックな人生を歩んでいて、観ていて本当にじ~んとしちゃう素敵な番組であります。

さて、もう1つのお気に入り番組は、『SWITCHインタビュー 達人達』です。毎回、各界の“達人”が、「今、会って話してみたい人」を自分でチョイスして対談するという形式のもの。これがいつも意外な組み合わせのツーショットでとても面白いのです。自分の仕事場に相手を招き、互いの仕事や人生について語り合う……各界で注目を集めるスペシャルな方々の対談ではあるものの、すごく人間味に溢れていて、「こんな人が、自分と同じ“今”を生きているんだ!」とワクワクしながら拝見しています。

この番組で、先日とくに面白い回がありました。録画していながらなかなか観られなかった回のもので、出演者の1人は、今乗りに乗っている若手俳優・松坂桃李君。仮面ライダーに始まり、朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』の安岡信郎役で大ブレイク! その後、今春にオンエアし、僕がめちゃくちゃハマったドラマ『ゆとりですがなにか』では、ウブな小学生教師を好演。映画、ドラマ、舞台へと活躍がめざましい俳優であります。今夏に話題となった舞台『娼年』、観たかったな~。

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プロフィール

成田 久
成田 久

アートディレクター・アーティスト。1970年生まれ。多摩美術大学・東京藝術大学大学院修了し、1999年に資生堂入社。宣伝・デザイン部に所属。アネッサのCMで蛯原友里を起用し、楽曲にBONNIE PINK「A Perfect Sky」を使用したことで一躍話題に。そのほかマシェリやマキアージュ、ベネフィーク、HAKU、インテグレート、unoなど多彩なブランドのアートディレクションを担当。更にTSUBAKIで初めて男性キャストとして福山雅治を起用するなど、資生堂商品のブランディングに大きく貢献する。
社外活動では13年NHK大河ドラマ「八重の桜」のイメージポスターのアートディレクションを担当するほか、多数のアーティストのCDジャケットやMVのアートディレクション等を手掛ける。更に雑誌「装苑」にて演劇レビューを連載するなど活動範囲は留まるところを知らない。

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