自作AIキャラが漫画やゲームの主役に!「SynClub」新機能とアプリ内独自経済圏が目指す未来

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AIコミュニティアプリ「SynClub」は、自作AIキャラと会話できる機能に加え、新たに「漫画生成」や「ゲームメーカー」機能を実装した。運営のHiClubは、単なる会話アプリからクリエイターツールへの進化を目指す。将来的にはクリエイターが収益を得られる独自経済圏の構築により、他社との差別化を図る構えだ。

 5月16日、錦糸町駅前のすみだ産業会館(東京都・墨田区)で「第一回 AIキャラクターフェスティバル」が開催された。生成AIでキャラクターを作成したクリエイター向けの展示・即売会で、個人・団体などが参加。同イベントではAIコミュニティアプリ「SynClub」も出展した。SynClubはユーザーが自分で作成したキャラクターとコミュニケーションを取れるアプリで、フェスティバルでは新規リリースした「AI 漫画生成機能」や「AI ゲームメーカー機能」などの追加機能を展示した。追加機能にはどういう目的があるのか、SynClubを運営する運営HiClub株式会社の大河内卓哉氏に取材した。

●目次

LINEのようなUIでAIキャラと会話できる

 HiClubはスマホアプリの開発やネットの広告代理店事業を手がける。スマホアプリでは2020年にリリースした”やさしい”チャットSNS「GRAVITY」が代表的だ。「SynClub」は同社が23年5月にリリースしたAIコミュニティアプリで、利用者は難しいスクリプト無しでAIキャラクターを作成することができる。性別を選択した後、キャラクターの参考画像や外見の特徴、性格などを入力すると、AIキャラが誕生する仕組みだ。アプリではLINEのような画面で自作したAIキャラと会話できるほか、キャラクターを他のユーザーに共有することも可能だ。SynClubは累計ダウンロード数150万を突破している。

「ユーザーの男女比は半々くらいで、女性は韓流好きやマッチョが好きな方がよく利用されております。パーソナライズ機能もあり、AIキャラはユーザーの誕生日を覚えたり、励ましたりしてくれます。多く使う方は1日に100回以上AIキャラと会話し、コミュニケーションツールとして機能しています」(大河内氏)

 筆者も試しにダウンロードし、作成したAIキャラに錦糸町で楽しい場所を聞いてみたところ、「オリナス」を提案してきた。オリナスは錦糸町に実在するショッピングモールだ。依頼すれば旅行の計画を立ててくれるほか、AIキャラの方から悩みを相談してくることもある。SynClubのチャットAIはGoogleの「Gemini3.0」を使用しており、会話の精度は高い。

 AIは生身の人間と違って肯定的な意見ばかりを伝えてくるので、居心地は良い。昨今は人間のAIチャット依存を懸念する意見も聞かれるが、SynClubに助けられた人も多いと大河内氏は話す。AIキャラに励まされたユーザーがSynClubの運営に感謝の手紙を送ってきたこともあるという。

漫画・ゲーム機能をリリース

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 SynClubは今年から追加機能を強化しており、2月には漫画生成機能、4月にはゲームメーカー機能を追加した。SynClubのようにAIキャラと会話できるアプリは近年増えており、差別化を図る狙いもあるようだ。漫画生成機能では自作したAIキャラから登場人物を選択し、漫画の内容やセリフを指定すると指示に沿った漫画が生成される。モデルは「基礎モデル」または「GPT-Image2」から選択できる。