7
件
妹を救うためならば、私は悪に堕ちてやる。
元公爵令嬢アデライナは、公爵令嬢としての生を捨て、「ダイナ」として闇ギルドへ身を投じる。それは婚約者に断罪され、投獄された最愛の妹、セラフ ィナを救うためだった。
闇ギルドで出会ったのは、貧民街を束ねる隻眼の男、ノア。食えない男と思いながらも、共に危機を 乗り越えるうち、二人の距離は少しずつ近づいていく。
そんなある時、王家が貧民街に火を放つ計画を立てていることを知る二人。そこで目にしたのは、醜い国家の闇だった。
「一緒に来てくれ、ダイナ」
復讐の先でダイナが見つけたのは、ノアが描く新たな国。ダイナはノアの手を取り、共に革命へと踏み出した。
復讐の炎を胸に抱く悪女と、革命を掲げる闇の帝王。二人の出会いが、王国を揺るがす烽火(ほうか)となる。
文字数 47,546
最終更新日 2026.09.15
登録日 2026.08.30
『お母さん、癌になっちゃった』
ある夏の日の朝、寝ぼけた私に母はサラリと言った。そんな時に殴り書きをしてしまうくらい、どうやら私は活字中毒らしい。
これは親不孝娘による、くだらない懺悔と未来への抱負である。
文字数 2,286
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.07.31
地球の環境悪化により月面に拠点を移した人類は、自らを「新人類」と名乗り、いつか故郷に帰ることを夢見ていた。
新人類の調査員、チャーリーは任務として地球へ降り立ち、滅んだはずの旧人類の幼児・エコーの保護観察にあたっている。相棒は性格も価値観も正反対の同僚、アルファ。本来は同僚でしかなかったはずの二人は、なし崩し的に「エコーの両親役」を演じることになる。
任務、効率、規律。それだけを胸に生きてきたチャーリーの世界は、いつも灰色だった。
けれど、相棒と共に小さな命と紡ぐ時間が、彼女の凍りついた世界に一筋の光を差し込んでいく。
これは与えられた任務が繋いだ、ひとつの家族の物語。
文字数 16,025
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.30
7
件