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東京でひとり暮らす38歳の編集者・藤崎創。 結婚に失敗し、家族とも距離を置き、会社では当たり障りなく日々をやり過ごす。 そんな彼の唯一の習慣は、通勤途中にふと見上げる“一つの灯り”。 それは誰かが暮らしている小さな部屋の窓明かりだった。 その灯りが、ある日を境に点かなくなった…
文字数 12,193
最終更新日 2025.11.16
登録日 2025.11.16
深山霧人(みやま きりと)は、超絶的な観察力を持つ“変わり者の防犯研究家”。
彼は大学時代の友人である建築士・影山柊から、「どうしても解明してほしい不可解な死」があると依頼される。
舞台は人里離れた“影宿りの家”。
その家では、十年前に誰にも開けられないはずの地下室で、住民が密室死した。
そして今、全く同じ場所で第二の遺体が発見された。
――鍵は内部からかけられ、外側は完全に封鎖。
――窓もない。
――壁の厚さは50センチのコンクリ。
――中には被害者ひとり。
――凶器は見つからない。
――死因は「窒息」。ただし部屋にガスは一切なし。
十年前と同じ“不可能密室”が繰り返される。
霧人は、その建築構造と人間心理を絡めた“二重トリック”の真相を暴き出す。
文字数 8,561
最終更新日 2025.11.16
登録日 2025.11.13
小柄で童顔、見た目はほぼ“小学生”。
だけど中身は31歳の漫画家・小説家――それが狩生龍真(かりゅう・りゅうま)。
本名は龍真だが、作家としては星川りのの名前で活動し、
Instagram・YouTube・Apple Musicに歌動画も投稿している多才女子だ。
そして、彼女にはもう一つの顔がある。
人妻系デリヘル嬢「みれい」。
写メ日記は目出し、髪色は前髪だけ白、襟足は金というクセ強ビジュアル。
(全部、推しである那加森廣樹の真似)
そんな龍真のもとに、ある日突然DMが届いた。
――“ハーモニア公式スタッフです。新企画の件でお話をしたいのですが”
国民的バンド「ハーモニア」。
ボーカル兼ギタリストの那加森廣樹は、
彼女が2年ほど前からずっと推してきた“推し中の推し”。
だが龍真は推しにバレるのが怖くて、
「ファンじゃないです」
と言い張る、ちょっと面倒な拗らせ気味オタクだ。
オンライン通話で対面したハーモニアの3人は――
◆アヒル口でツンデレ気味、表は軽く裏は重めのボーカル
那加森 廣樹
◆兄ポジで世話焼き、長身爽やかギタリスト
瀬川 颯真
◆優しい口調で笑い、何もかも見透かすキーボーディスト
芹澤 涼河
廣樹は龍真を見るなり言う。
「その髪、俺の真似?」
龍真は動揺しながらも必死に否定するが――
廣樹は明らかに興味津々で、やけに距離が近い。
やけに構ってくる。
やけに拗ねる。
そんな中、さらに最悪な事態が起きる。
龍真のもう一つの顔、
人妻店のデリヘル嬢“みれい”としての写メ日記を、
廣樹が偶然見つけてしまうのだ。
「……これ、りのちゃんだよね?」
「呼んだら来てくれるの?」
推しにバレた。
そして――推しに“呼ばれた”。
ファンとしては夢のよう。
でも、当の本人からしたら地獄のような状況。
だって、裏の仕事を推しに知られ、
しかも“指名”されてしまったのだから。
「会いたいから呼んだんだけど……
ダメなの?」
廣樹は表向きは可愛いメンヘラ。
裏がどうなのかは……会ってみないとわからない。
逃げたいのに逃げられない。
好きなのにバレたくない。
でも、推しは距離を詰めてくる。
推しに会えるのは天国だと思っていた。
――実際は、甘すぎて息ができない地獄でした。
ラブコメ×秘密バレ×執着ぎみバンドマン。
ハーモニアの3人と、嘘が下手すぎる龍真の、
“幸せと恐怖が紙一重”の日々が今始まる。
文字数 16,336
最終更新日 2025.11.16
登録日 2025.11.13
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