恋は終わると愛になる ~富豪オレ様アルファは素直無欲なオメガに惹かれ、恋をし、愛を知る~

 神森 哲哉(かみもり てつや)は、整った顔立ちと筋肉質の体格に恵まれたアルファ青年だ。 
 富豪の家に生まれたが、事故で両親をいっぺんに亡くしてしまう。
 遺産目当てに群がってきた親類たちに嫌気がさした哲哉は、人間不信に陥った。

 ある日、哲哉は人身売買の闇サイトから、18歳のオメガ少年・白石 玲衣(しらいし れい)を買う。
 玲衣は、小柄な体に細い手足。幼さの残る可憐な面立ちに、白い肌を持つ美しい少年だ。
 だが彼は、ギャンブルで作った借金返済のため、実の父に売りに出された不幸な子でもあった。

 描画のモデルにし、気が向けばベッドを共にする。
 そんな新しい玩具のつもりで玲衣を買った、哲哉。
 しかし彼は美的センスに優れており、これまでの少年たちとは違う魅力を発揮する。

 この小さな少年に対して、哲哉は好意を抱き始めた。
 玲衣もまた、自分を大切に扱ってくれる哲哉に、心を開いていく。
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