下っ端公務員の俺は派遣のαに恋してる【完結済】

市役所勤めの野々宮は、どこにでもいる平凡なβ。
仕事は無難、恋愛は停滞、毎夜の癒しはゲームとストゼロだけ。
そんな日々に現れたのは、派遣職員として配属された青年――朝比奈。
背が高く、音大卒で、いっけん冷たそうに見えるが、
話せば驚くほど穏やかで優しい。

ただひとつ、彼は自己紹介のときに言った。
「僕、αなんです。迷惑をかけるかもしれませんが……」

軽く流されたその言葉が、
野々宮の中でじわりと残り続ける。
残業続きの夜、偶然居酒屋でふたりきりになり――
その指先が触れた瞬間、世界が音を立てて軋んだ。

「……野々宮さんって、本当にβなんですか?」

揺らぎ始めた日常、
“立場”と“本能”の境界が、静かに崩れていく。


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【第13回BL小説大賞】にエントリーさせて頂きました!
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