バッタになった父
仕事に追われる父・幸一は、虫取りが大好きな息子・翔太との約束を何度も「また今度」と先延ばしにしてしまう。約束を守れなかった夜、目を覚ますと幸一は一匹のトノサマバッタになっていた。ネズミやカマキリ、雨、鳥など自然の厳しさの中で命をつなぐうち、体は少しずつバッタの本能に支配されていく。それでも父親としての心だけは失うまいと願い続ける幸一。命あるものに「また今度」は約束されていない――。親子の時間の尊さを描いた児童文学。
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