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第1章 ママの秘密
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「よし、決まり!」
アヤちゃんが嬉しそうに、パンと手を叩くと
「じゃあ…籠城しよう」
またも、わけのわからないことを言い出す。
「えっ?ろう?」
アヤちゃんってば…一体、何をさせようとしているのだろう?
(どこで覚えてきたの?そんな遊び…)
自分のことなのに…と、柚は何だか、どうでもよくなって、
ボンヤリとしている。
大体、ママのことも、パパのことも、本当は柚は怒ってはいない。
なのに、戦うとか、ストライキとか、そんなことをして、どうなるというの?
ママを困らせるだけなんじゃないの?
もう、やめよう~
そう言いたいのに、自分のために、アヤちゃんが一生懸命になってくれて
いるから、そんなこと…言えない、と途方に暮れている。
「いい?
ここは、相手のペースにのったらダメ!
ちゃんと、ママがわかってくれるまで、ユウちゃんは戦うのよ!」
そう言うアヤちゃんの顏は、頬を紅潮させて、イキイキとしている。
(アヤちゃん…何だか楽しそう。
もしかして、何かの遊び?これって…)
「戦いごっこ?」
思わず柚は、ポツンとつぶやいた。
だけども、そんな柚のことなど、おかまいなしに、あれよあれよという間に、
マイちゃんと2人で、話を進めていく。
柚は途方に暮れて…
一体、どうしたらいいの、と困ってしまう。
「いい?今度こそ、ちゃんとがんばるのよ」
やけにマイちゃんとアヤちゃんが、力強く言うので…
とうとう柚は、イヤだ…とは、言えなくなってしまった。
「う、うん…」
頼りなくうなづくと、
「ほら!ママが来た!」
パッと2人が、柚から離れて行った。
アヤちゃんが嬉しそうに、パンと手を叩くと
「じゃあ…籠城しよう」
またも、わけのわからないことを言い出す。
「えっ?ろう?」
アヤちゃんってば…一体、何をさせようとしているのだろう?
(どこで覚えてきたの?そんな遊び…)
自分のことなのに…と、柚は何だか、どうでもよくなって、
ボンヤリとしている。
大体、ママのことも、パパのことも、本当は柚は怒ってはいない。
なのに、戦うとか、ストライキとか、そんなことをして、どうなるというの?
ママを困らせるだけなんじゃないの?
もう、やめよう~
そう言いたいのに、自分のために、アヤちゃんが一生懸命になってくれて
いるから、そんなこと…言えない、と途方に暮れている。
「いい?
ここは、相手のペースにのったらダメ!
ちゃんと、ママがわかってくれるまで、ユウちゃんは戦うのよ!」
そう言うアヤちゃんの顏は、頬を紅潮させて、イキイキとしている。
(アヤちゃん…何だか楽しそう。
もしかして、何かの遊び?これって…)
「戦いごっこ?」
思わず柚は、ポツンとつぶやいた。
だけども、そんな柚のことなど、おかまいなしに、あれよあれよという間に、
マイちゃんと2人で、話を進めていく。
柚は途方に暮れて…
一体、どうしたらいいの、と困ってしまう。
「いい?今度こそ、ちゃんとがんばるのよ」
やけにマイちゃんとアヤちゃんが、力強く言うので…
とうとう柚は、イヤだ…とは、言えなくなってしまった。
「う、うん…」
頼りなくうなづくと、
「ほら!ママが来た!」
パッと2人が、柚から離れて行った。
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