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第1章 ママの秘密
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(どうしよう?パパが付いてくる…)
内心、柚はヒヤヒヤしている。
このままじゃあ…ママに見つかってしまう!
(見つかっても、ダメなわけではないけれど…)
落ち着かない様子で、モゾモゾとしていると、パパがふいに、
「あっ」と声を上げた。
「ごめん、ごめん、そんな場合じゃあなかったよな」
あわてて立ち上がると、柚の身体を助け起こす。
「いい!一人で行く!」
あわてて飛び起きると、
「そうか?転ぶなよぉ」
それでもパパは、心配そうに階段の所まで、ついて行こうとする。
ママの部屋は、2階の突き当りだ。
柚の部屋は、階段の隣。
トイレは1階。
ちなみに風呂場は、1階だ。
(もう、パパってば!)
グズグズしてたら、ママがお風呂から出て来てしまう!
今日は、あきらめようか?
ママのいない時を狙う?
「うーん」
柚は考え込む。
とにかく…パパが部屋に引っ込むタイミングを狙おう。
だけど…見つかる可能性だってある。
(どうする?)
まさか…部屋を間違えた、というありがちな設定も、自分の家だと
おかしいし。
トイレの場所がわからない…というのは、もっとおかしい。
「さぁ…考えるのよ」
あまりグズグズしていると、パパがのぞきに来るかもしれない。
ひとまず、階段を下りるふりをして、そっと柱の陰の隠れた。
内心、柚はヒヤヒヤしている。
このままじゃあ…ママに見つかってしまう!
(見つかっても、ダメなわけではないけれど…)
落ち着かない様子で、モゾモゾとしていると、パパがふいに、
「あっ」と声を上げた。
「ごめん、ごめん、そんな場合じゃあなかったよな」
あわてて立ち上がると、柚の身体を助け起こす。
「いい!一人で行く!」
あわてて飛び起きると、
「そうか?転ぶなよぉ」
それでもパパは、心配そうに階段の所まで、ついて行こうとする。
ママの部屋は、2階の突き当りだ。
柚の部屋は、階段の隣。
トイレは1階。
ちなみに風呂場は、1階だ。
(もう、パパってば!)
グズグズしてたら、ママがお風呂から出て来てしまう!
今日は、あきらめようか?
ママのいない時を狙う?
「うーん」
柚は考え込む。
とにかく…パパが部屋に引っ込むタイミングを狙おう。
だけど…見つかる可能性だってある。
(どうする?)
まさか…部屋を間違えた、というありがちな設定も、自分の家だと
おかしいし。
トイレの場所がわからない…というのは、もっとおかしい。
「さぁ…考えるのよ」
あまりグズグズしていると、パパがのぞきに来るかもしれない。
ひとまず、階段を下りるふりをして、そっと柱の陰の隠れた。
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