スプーンの魔術師
王都から離れた港町で料理人のアレクサンダー・ガレムは友人のミシェ-ル・タレーランとその妹カトリーヌと共にカフェをオープンしたばかり。
ある日、仕入れのために市場に出かけたガレムは王都で孤児狩りが行われていることを知る。 そんな中で孤児狩りから逃れた孤児の少女と出会い……
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ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
「あなたは母の代わりじゃない」と拒まれ続けた継母が去った後、実母の命日の白い花が、十二年分遺されていた
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「あなたは母の代わりじゃない」。そう言って拒むたび、彼女は静かに頷くだけで、決して母の座を求めなかった。
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けれど、彼女が消えた屋敷で、わたしは見つけてしまう。実母ユーリアの命日に毎年供えられていた白い花の、十二年分の包み紙。実母の故郷料理を古参女中から書き取った、継母の筆跡の覚書。そこには実母の名で「クラーラの好物・薄味に」と記されていた。
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「彼女をどのような立場に置かれるつもりですか」と聞かれたら…
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