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第一章 真珠湾占拠
第十一話 第一次ミッドウェー沖航空戦①
しおりを挟む空母赤城を主力とする艦隊が第二次攻撃隊を発艦させていた時、ミッドウェー沖上空では、アメリカ艦載機と日本艦載機の航空戦が起きていた。
さかのぼること十分前。
日本艦載機は攻撃を終え、空母へ帰投していた。しかし、そこにアメリカ艦載機が邪魔。こうして第一次ミッドウェー沖航空戦は始まった。
「あれは...アメリカ艦載機⁉攻撃隊を逃がせろ!戦闘機隊行くぞ!」
しかし、この時日本パイロットは知っていて、二倍以上の敵戦闘機隊に突っ込んだ。しかし、これには理由がある。それは、後々アメリカ側は知るが、日本は新型戦闘機『一式艦上戦闘機』を開発していた。これは、零戦の発展型とも言え、当時の日本技術陣の総力を合わせて開発された戦闘機であった。だからこそ日本戦闘機隊は二倍以上の敵機に突っ込んだ。とはいえ、二倍以上の艦載機を相手するとなると、流石に性能・操縦技術で圧倒しても、敵は量でものを言い、日本戦闘機隊は苦戦を強いられた。
「流石にきついか...」
「ジャップは馬鹿か?二倍以上のところに突っ込むなんてなぁ」
しかし、もちろんこの余裕はつかの間
ダダダダ
ダダダダ
ダダダダ
ダダダダ
「味方機が次々に落とされています!」
「ワッツ?何が起きた?まぁいい。返り討ちにしろ!」
「了解」
ダダダダ
ダダダダ
ダダダダ
「くそ!やはり敵は量でものを言うな。これではとてもではないが、勝てん!」
ダダダダダ!
ダダダダダ!
ダダダダダ!
「なんだ⁉あれは....!あれは新型戦闘機の『2式艦上戦闘機』通称『風翔』⁉でも、あれは装甲空母の『鳳炎』型または、陸上からしか飛び立てないはず!装甲空母は改装中のはずだし....まぁいいか。」
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