【完結】金曜日の秘め事マッサージ。

守屋海里

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1回目:全身オイルマッサージ(後編)

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 施術者の手が裕也の腹を撫でる。そのたびに彼の躰がぴくぴくと跳ねて快感を拾っていた。オイルを手に垂らして擦り温め、下腹部から鎖骨へと施術者の手がいやらしくなぞる。紙で出来た下着はオイルで透け、ぷっくりと勃ちあがった乳首は誘うようにてらてらと光っている。そこには触れずに、肩へと手を移動して揉み始める。

「は、ぁ……♡」

 もじもじと太ももを擦り熱い吐息を吐く裕也。オイルで濡らされた躰は火照り、段々と意識は快楽へと流れていく。施術者がそれを見計らったかのように、ぎゅむっと裕也の乳首を両方とも強く摘まんだ。

「ひァァああっ♡♡♡♡」
「ああ、そうだ、お仕置きをしないといけませんでしたね」

 そう言って施術者はカゴの中からピンクローターをふたつ取り出して、裕也の乳首を透かしている下着の中へと入れてスイッチを入れた。ヴヴヴ、と音を立ててローターは乳首に刺激を与えた。裕也の躰がビクビクと跳ね、乳首を刺激されたことでアナルを締め付けてプラグが前立腺を押し上げる。

「ふぁッ♡♡♡♡ ァァァああっ♡♡♡♡」
「あれ、お仕置きになっていませんね。そんなにローター好き?」

 施術者はくすくすと笑う。裕也は喘ぎ声を上げるだけで答えない。
 もう一度寝かせてローターで振動を、アナルプラグで前立腺を刺激されていく裕也の姿を眺める。目が完全に蕩けている。快感を素直に追うその姿に、施術者はぺろりと唇を舐めた。カチャカチャとベルトを取り、下だけを露出させると、大きくなったペニスがぶるんと揺れた。裕也はそれを見て嬉しそうに口角を上げて手を伸ばした。亀頭を撫で、竿を撫でるその手つきはあまりにたどたどしいが、逆にそれが施術者の欲情を煽る。
 裕也の口元にペニスを近付けると、裕也は舌を伸ばしてチロチロと鈴口を舐める。先走りを舐め、次に亀頭を口に含んでちゅうちゅうと吸った。慣れていないのがわかる。それでも精一杯口に含んで愛撫しようとする裕也に、施術者の目が暗く光る。
 ――快楽に堕としてしまえば、どれくらいの淫乱になるのだろうか、と。
 ぐっと裕也の後頭部を掴んで自ら腰を振り裕也の口内を犯す。

「んぐッ♡♡ んんんっ♡♡♡♡」

 それでも思考が快楽でいっぱいになっている裕也には苦しさも快感へと変わり、恍惚とした表情で施術者のペニスを頬張っている。じゅぷじゅぷじゅぷと水音が部屋に響き、施術者は裕也の頭を撫でて動きを止めた。口の中からペニスが抜かれ、まだ達していない施術者のペニスは裕也の唾液で濡れて赤黒くそそり勃っていた。

「それでは、奥のマッサージを開始しますね……」
「ァァぁああああっ♡♡♡♡♡♡」

 アナルプラグを一気に引き抜いて、裕也の足を大きく開かせる。そして一気に挿入する施術者。ぴゅっ、ぴゅっと裕也のペニスから白濁の液体が放たれた。裕也のナカは施術者のペニスを歓迎するように締め付ける。

「うわ、すご……ッ」

 裕也の腰を掴み激しくピストンを始める施術者。

「ァ、ァああっ♡♡♡♡ は、はげしっ、ァァああっ♡♡♡♡」
「はは、えっろ……」

 施術者の動きに合わせるように裕也の腰が動く。がしっと足で施術者を拘束する裕也に、施術者はくくっと喉の奥で笑う。

「そんなに奥に欲しいんですか?」
「ぁ、ァァあああんッ♡♡♡♡」

 聞こえているのかいないのか。動きを止める施術者に、裕也は「なんでぇ……?」と甘い声を漏らす。ナカを締め付けたり腰を動かしたりとして快感を貪ろうとしたが、中々狙った快感が得られなくて涙を浮かべてしまう。

「一回抜きますね」
「やっ、ァァああっ♡♡♡♡」

 抜かないでとばかりに絡みついてくるナカに、施術者は「くっ」と声を漏らす。だが、抜いてすぐに思い付いたようにカゴの中から吸引機とニップルリングを取り出して、裕也の今にも破けそうな下着を取る。ころりとローターがベッドに落ちて、ヴヴヴヴヴと振動を続けていた。

「ローターじゃお仕置きにならないみたいでしたので」

 施術者は見せつけるかのように内側にトゲのあるニップルリングを取り付けて、裕也の乳首へ吸引口を押し当て乳首を吸い、その感覚に裕也の腰が跳ねた。吸引された乳首の根元にニップルリングをスライドさせて取り付ける。裕也は「んんんっ♡♡♡♡」と甘い声を出し、もう片方の乳首も同じように取り付けた。つん、と乳頭を爪先で突くと裕也の躰が大きく跳ねる。

「ずっと甘噛みされているような感覚が楽しめるそうですよ。どうですか?」
「んァァああっ♡♡♡♡ ち、チクチクして気持ちいいです……♡♡♡♡」
「そうですか、それじゃあうつ伏せになってお尻を高く突き出して……、そう、えらいですね」

 施術者の言う通りにうつ伏せになり、尻を高く突き出す。もう我慢できないとばかりに裕也は自ら尻を広げてくぱくぱと誘うアナルを見せつける。

「おねがいします、熱くてぶっといの挿れてください……♡♡♡♡」

 良く出来ました、と施術者が尻を撫で、再び挿入をすると尻を広げていた裕也の腕を掴んでグイっと引き寄せた。

「ァッ、は、ァァああっ♡♡♡♡」

 上半身が浮いて苦しい姿勢なのに、裕也は気持ちよさそうに喘ぐ。パンパンパンと肉のぶつかり合う音が聞こえてそのたびに裕也の唇からは「あっ♡♡ あっ♡♡♡ ソコだめぇ♡♡♡♡」と快感に浸った声が溢れ出る。
 最奥を突くと裕也のナカが締まった。施術者はそれを耐えて裕也の腕を離す。再び上半身をベッドにつけた裕也は、胸元に手を置きカリカリと自身の乳首を爪で弄り始めた。

「ほんっと、エロいね……!」

 腰を掴んで激しくピストンを開始し、裕也から「ひゃぁああっ♡♡♡♡」と艶のある喘ぎ声が出て、施術者はさらに動きを加速する。肉と肉のぶつかり合う音に裕也の嬌声、アナルから聞こえる水音、施術者の吐息。熱気のこもった部屋にそれらがこだまする。

「ぁ、だめ、出る、なんか出ちゃうぅぅぅ♡♡♡♡」
「出して良いですよ、オレも出すから……ッ!」

 ずちゅずちゅずちゅ! と耳を犯すように裕也のナカを責め立て、施術者は達した。熱い液体が裕也のナカに満ちる。それを感じて裕也は背中をしならせて鈴口から勢いよく透明な液体を放つ。

「……才能ありますね、裕也さん。潮吹き気持ちいでしょう?」
「はぁ、ァァああ……♡♡♡♡」

 ぐっしょりと濡れたベッドの上に倒れ込む裕也。施術者としてはまだ足りない気がしたが、後のお楽しみに取っておくのも悪くないと考えペニスを抜く。こぽりとナカから白濁の液体が流れるのを見て、施術者はアナルプラグを挿れた。

「ァァああっ♡♡♡♡」

 裕也の意識がぼんやりとしているのに気付いた施術者は、ニヤリと口角を上げて裕也の耳元で囁く。裕也がこくりとうなずくのを見て、バスタオルとお湯を取りに行った。




 無事に家に帰宅した裕也はマッサージされた後で身体のコリが良くなっていることに気付き、効果があるんだな、としみじみ思った。スーツを脱いで下着姿になると、ニップルリングを嵌めたままの乳首がピンと主張してタンクトップを押し上げていた。

(あ、そうだ。お風呂に入らないと……)

 施術者から絶対にお風呂に入ることと言われていたのを思い出して、マッサージでリフレッシュした躰で浴槽を洗いその間にもプラグが前立腺を刺激して「んぅ♡♡♡」と甘い声を出す。
 なんとか浴槽を洗い終え、スマホで三十分のタイマーをセットする。お湯を溜めている間に裕也はタンクトップを脱いで、施術者からもらったたっぷりのオイルを取り出し手のひらに出して両手を擦り温めぷっくりとした乳首に塗り付ける。

(平日は三十分乳首マッサージするって約束したから……♡♡♡♡)

 ちなみに休日は一時間である。吸引機ももらい、一日中ニップルリングを付けることと言われた。裕也はそれを何も疑わずに実行する。乳頭をカリカリと爪で引っ掻き、自分で乳首をマッサージする。そのやり方は施術者が教えてくれた。なんだったら、このCDを聞いて実行してくださいとCDまで渡された。なんて親切なお店なのだろうと裕也は心から思う。
 ――それが催眠状態なのだと、裕也は気付かない。
 タイマーが鳴り響くまでそのマッサージは続いた。乳首を摘み、捏ね、引っ張り快感を得るためのマッサージ。
 オイルを洗い流しタイマーを止め、ニップルリングを外す。内側のトゲが乳首へ刺激を与え思わず腰をくねらせた裕也は、しっかりとわかりやすいところにニップルリングを置いてバスタオルと着替えを持ってお風呂に入った。シャワーを浴びていると、シャワーヘッドから当たるお湯に感じてしまいナカをきゅっと締め付ける。

(あ、取らなきゃ……♡♡♡♡)

 裕也は鏡に手をついてそっとアナルに手を伸ばし、アナルプラグを引き抜く。

「ふぁァああっ♡♡♡♡」

 浴室に裕也の甘い声が響き渡った。抜かれたアナルプラグを置こうと身を屈めると、アナルからとろりと液体が出て来た。そのことに裕也は首を傾げる。椅子に座り指を挿れて掻きまわすと、白濁の液体が溢れ出て来た。それはシャワーのお湯に流されて消えていく。

(あれ? 俺……マッサージ店で何をしていたんだっけ?)

 首を捻る裕也は、まぁいいやと肩をすくめてシャワーを浴び、頭と身体を洗って湯船に浸かる。今日はぐっすりと眠れそうだとぼんやりした頭で天井を見上げた。




『本日はお疲れさまでした。身体のコリは解れましたでしょうか? 〇月〇日、午後八時からの一時間大胸筋コースをご予約していただきありがとうございます。ご来店をお待ちしております』

 そんなメールが、裕也のスマホに届いた。
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