【完結】金曜日の秘め事マッサージ。

守屋海里

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6回目:金曜日の秘め事マッサージ♡(前編)

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 マッサージ店に足を踏み入れた裕也は、受付に声を掛けてすぐに施術室へと案内された。広い部屋は鏡張りになっていて、裕也の心臓がドクリと跳ねる。もう、あのアロマの甘い匂いはしなかった。
 鏡張りの部屋はベッドはなく、厚みのあるマットが敷かれていた。そして一枚の鏡の前にはディルドが用意されていて、ごくりと唾を飲み込むと声を掛けられた。

「お待たせしました」

 びくりと肩を震わせて振り返る。施術者がにこやかに裕也を見た。ふるりと首を横に振る裕也に、施術者がディルドに近い鏡の元へと裕也を連れていく。鏡の前で立つ裕也の顔は既に期待で紅潮していて、潤んだ瞳を鏡越しに施術者へ向ける。その視線を受けて、施術者は裕也に見せつけるかのように裕也の頬から顎をなぞるように指先で撫で、ネクタイへと手を掛けた。
 しゅるり、と音を立ててネクタイを外す。ぱさり、と床に落とされたネクタイを追うように、裕也の視線が動いた。施術者は裕也の肩に手を置いて耳元で囁く。

「自分で脱いで?」
「……♡♡♡♡」

 甘く響くその声に裕也の手が動く。一枚ずつ、ゆっくりと脱いでいくのを施術者は見守っていた。ベルトを抜いて、ジッパーを下げて、焦らすような動きだ。スーツのジャケット、ワイシャツ、パンツ、下着、靴下までも。

「おや、まだ何もしていないのに……」

 施術者がくすりと口角を上げて鏡に映る裕也の躰を見た。その声にびくりと裕也の身体が揺れる。ニップルリングが揺れ、鈴が鳴る。裕也のペニスは既に刺激を期待して緩く勃ち上がっていた。

「本日はスペシャルコースです。いつものように普通のマッサージから始めることも出来ますが……、今日は……」
「も、……もう、我慢できないんです……♡♡♡♡」

 飢えるような目を向けられて、施術者は裕也を厚手のマットに座らせた。大きく足を開かせて、「いつもはどのようにしているんですか?」と尋ねられて、裕也の手が乳首を摘まみ、もう片方の手が乳頭を弾くように爪でカリカリと刺激する。緩く勃っていたペニスは腹につくほど勃ち上がり、施術者はその様子をぺろりと唇を舌で舐めながら見ていた。

「ぁ、あ……♡♡♡♡」

 裕也の声が甘く、うっとりとした艶を出す。快感に浸るように目を閉じようとするのを、施術者が制する。裕也の隣にしゃがみ、彼の顎を掴んで鏡を見るように促すと、裕也は蕩けた瞳を鏡に向ける。

「見えますか? 裕也さん。赤く熟れた乳首に、今にもイきそうなほどの……。おや、どうしました?」

 裕也の片手が、施術者の股間に触れた。柔く握って、薄っすらと微笑みを浮かべる。施術者のペニスは、服の上からでも硬くなっているのが裕也には嬉しかった。もっと硬くしたくて、裕也は施術者の股間を揉む。施術者はくすりと笑うと、裕也の手を掴んで止めさせた。残念そうに眉を下げる裕也を立ち上がらせ、鏡の前に設置されたディルドに視線を向ける。裕也のアナルに触れて、アナルプラグを抜くと裕也はディルドに跨り一気に挿れた。

「はぁぁああああンンン♡♡♡♡♡♡」

 ビュクビュクと裕也のペニスから白濁の液体が飛び出た。一度達したにも関わらず、裕也のペニスはまだ刺激を求めるように硬いままだ。我慢できないとばかりに上下に動く腰を見て、施術者は自身のベルトを抜いて下着ごとズボンを脱ぐ。裕也に見えるように、ペニスを見せると裕也は恍惚とした表情を浮かべて舌を伸ばし、施術者のペニスを撫でた。
 アナルをディルドで、乳首を自分の手で刺激しながら、彼のペニスをぺろぺろと美味しそうに舐める。その表情は欲望に満ちていて、施術者はごくりと唾を飲む。

(この人は本当に……、淫らになることに躊躇いがない人だ)

 ちゅ、ちゅっと先端にキスをして、ちろちろと舐めたり口内にペニスを招く。口の中で大きく、硬くなっていく。裕也はちらりと鏡を見た。今の自分の姿を見て、嬉しそうに目元を細める。

「んぁ♡♡♡♡」

 施術者の手が伸び、裕也の乳首を捻るように愛撫すると、ペニスから口を離して喘いだ。施術者を見上げて彼のペニスを撫でてこう言った。

「ナカに挿れて欲しいです……♡♡♡♡♡」
「では、立って鏡に手をついてください」
「はい……♡♡♡♡」

 ゆっくりと立ち上がって、鏡に手をついて早く、早くとばかりに尻を振る。施術者は裕也の尻を撫で、ぴとりとアナルに先端をあてがうと、一気に挿入した。

「ァァあああああッ♡♡♡♡♡」
「……ッ、動きますよ」

 きゅっとナカを締め付ける裕也に、施術者は彼の腰を掴んでパンパンと音を立ててピストンを始める。

「ふぁっ、ぁ、ぁ、そこ、そこっ、きもちい……♡♡♡♡♡♡」

 鏡に映る裕也の表情は甘く、声も艶があり煽られるのを施術者は自覚した。ぐちゅぐちゅと言う水音とパンパンパンと肉と肉がぶつかる音が部屋の中に響く。施術者は裕也の腰から手を離し、彼の背中にぺたりとくっつくように躰を密着させると、裕也の胸元に手を回して片手で乳首をきゅっと摘まみ、もう片方の手でペニスを包み込むように軽く握る。
 激しく動いていた腰を止め、今度はゆっくりとねじを回すような動きでナカを刺激していくと、裕也は気持ちよさそうに喘いだ。

「気持ち良いですか、裕也さん?」
「ぁ、ぁ、……きも、気持ち良いです……♡♡♡♡♡」

 乳首をクニクニと捏ね繰り回したり、引っ張ったり、ペニスを優しく扱いたりされた裕也はビクビクと躰を震わせた。ナカをきゅうきゅうと締め付ける裕也に、施術者は手の動きを変えた。裕也の快感を高めるように、爪で乳頭を引っ掻き、ペニスを強く扱く。ぐりぐりと前立腺を刺激されて、裕也は甲高い声を上げて出さずにイった。ナカをきつく締め付けられて、施術者は裕也のナカに白濁の液体を放つ。
 はぁはぁと荒く息をしつつも、裕也の顔はまだ足りないと書いてある。鏡越しにその表情を見て、施術者はゆっくりと焦らすように、ペニスを引き抜いた。

「……裕也さん、実はこの鏡張りの部屋、別の部屋に繋がっているんです」

 耳元で囁くように、施術者が言葉を紡ぐ。裕也がごくりと唾を飲んだ。その先に続く言葉を、期待しているように見えた。

「あの配信を見た会員の方々が、是非とも裕也さんにお会いしたいと……。部屋に待機しているんです。お会いしますか?」

 裕也は少しだけ沈黙してから、こくりとうなずいた。施術者は「それは良かった!」と笑みを浮かべ、パンパンと両手を鳴らす。裕也の手を鏡から離し、彼の躰を支えるように胸元に手を這わせると、その鏡は扉になっているようで、横にスライドしてぞろぞろと年代の様々な男性たちが裕也を取り囲むように鏡張りの部屋に入って来た。
 全員、裸だ。裕也は彼らのペニスを目にして、うっとりと微笑む。

「彼らはこのマッサージ店をいつも贔屓して下さるお客様です。配信後、どうしても裕也さんにお会いしたいと連絡を受けまして……。本日、このような形でお招きしました。先程の裕也さんの痴態も、彼らはしっかりと見ていましたよ」
「ぁ……♡♡♡♡♡」

 うんうんとうなずく会員たちは、裕也のことを見てペニスを硬くしていた。

「エッチなことは好きかい?」

 会員の誰かが、裕也に問う。裕也は蕩けた表情を浮かべてうなずくと、ちらりと施術者を見る。施術者は裕也を差し出すように肩へと手を移動して押し出した。会員のうちのひとり、体格の良い人に裕也を渡すと、

「それでは、心行くまでお楽しみください。裕也さんも、会員の皆様も。別室に控えておりますので、何かご入用があればいつでも仰ってください」

 と、楽しそうに目元を細めて笑い、恭しく会員に向けて頭を下げた。
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