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しおりを挟むそれから、
どれぐらいの時間が経っただろうか。
「ごめん…もう、」
何度も何度も指でイカされ
ぐったりとする私に
申し訳なさそうに
かおをしかめながら
そう言う彼のモノを
『うん…私も…っ』
ずっと求めていた
その熱いモノを
『ああー……っ!』
私は
すんなりと受け入れた。
彼のモノが
ズチュズチュと
卑猥な音を鳴らしながら
私の奥を突く度に
頭がクラクラして。
汗ばんだ匂いさえも
心地よくて。
「出るー…っっ」
『ああああああ……っ』
彼が達するのと同時に
私の目からは
ポロポロと涙が零れた。
やっぱり、嫌だ。
やっと願いが叶って
嬉しいはずなのに
なんだろう、
胸が苦しくて辛くて。
「ごめんな、加村。」
切なげな顔で
私の頭を撫でる彼に
ぎゅっとしがみつき
声を上げて泣いた。
その後、私は
この学校と
淡い初恋に別れを告げ
新しい道へと
足を踏み出した。
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