愛執の眼差し
── ただその瞳に、ずっと見つめられたかった ──
妖魔の始祖「鬼王」の誕生により、人々は鬼王の暴虐に苦しみ続けていた。
そんな破滅の未来が約束された中、妖魔と戦う「修羅士」によって鬼王は封印され、世は平穏を取り戻すことに成功した。
鬼王封印から1000年後の現代。
新米修羅士である「椿 陽太」は、自由奔放・イタズラ好きの青年で、同じく新米修羅士である品行方正で寡黙な「柊 朔斗」とは、水と油の関係だった。
そんな2人はとある任務をきっかけに、不服にも相棒同士として生活することになる。
衝突ばかりで2人の仲は険悪だったが、共に過ごす中で、張り詰めていた関係性は少しずつ良好になっていく。
だがある日、封印されたはずの鬼王が突如復活を遂げてしまい、世は再び残酷な日々を迎えてしまう。
そして何故か鬼王は、陽太を狙っていて……。
「俺たちは、ただ形だけの相棒だろ」
「少なくとも私は、もう……そうは思っていない」
何故、鬼王は陽太を狙うのか。
決して交わることのなかった縁が、史上最悪の存在の復活によって、1つずつ深く交わっていく。
全ては、守りたいものの為に。
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