異世界で「美の基準」とやらを懇切丁寧に教えられたんだけど。
住んでる人にとっては「当たり前」だけど、他所から来た人間にとってはそうじゃないってことはよくある。そういうのを『カルチャーショック』っていうらしい。
これは、うっかり異世界転移しちゃってカルチャーショックを感じちゃった幼馴染三人組の葛藤と逡巡のお話しです。ちょっとこころの成長のお話しでもあるかもしれないし‥そうでもないかもしれないです。
自他共認める『美人』で、美容に並々ならぬ興味関心を持つ「意識高い系美人」ミナミ。容姿の為に幼少期から揶揄われ、その結果自己評価も頗る低くなってしまったチナ。平凡没個性なコータ。全く接点がないように見られる彼らは、実は家が超近所で物心ついたころから毎日一緒に遊んでいた幼馴染だった。勿論ながら同じ学区で(そして、頭の出来もあまり変わらなかったらしく)幼稚園、小学中学高校と同じ学校に通った三人は、細く長く近づきすぎず、だけど全く離れてしまうことはなく親交を続けていた。
高校卒業を前に
「今生の別れってわけでもないけど、腐れ縁最後ってことで三人で旅行に行かない? 」
珍しく提案したミナミの言葉に、三人は飛行機でのプチ卒業旅行を計画した。
ミナミが
「せっかくなら、非日常体験をしたい」
って言って、選んだ目的地は南国のリゾートアイランド。
飛行機に乗って、何度かの「昔の夢」を追憶の様に見て、次に目覚めた時、
「え? 」
そこは、美醜観が僕らの暮らして来た世界とは全く違う異世界だった。
ミナミがブスで、チナが超美人の世界。
男女出生率9:1で男子に対する扱いなんてゴミクズ。そして、『尊重される存在である女子』もブスの価値は低め‥。(コータ的に)倫理観が全くない世界で保護先の王宮の(微妙な)扱いに耐え切れず逃げ出したミナミとコータの異世界転移生活が始まった。
三人がこの世界に送られた理由は?
果たして異世界転移組の三人はそれぞれの幸せを見つけることができるのだろうか?
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って言って、選んだ目的地は南国のリゾートアイランド。
飛行機に乗って、何度かの「昔の夢」を追憶の様に見て、次に目覚めた時、
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