婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

そして日々は流れて……って一週間だけどね! 5

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はい、到着!……ドワーフの集落と違ってちょっと静かっぽい。なんか、こっちの方が大人しいって言うか……例えるなら、ドワーフ体育会系でエルフは文化系っていう……なんか、そんな感じ。そしてソワソワしてるエルフの長。

「あら?貴方。待ってたんですか?」

「あっ……ああ、エリーゼ様も一緒なんだな。」

挙動不審ですよ、エルフの長(笑)

「急な仕事のお礼をしてくださるんですって。お礼は貴方達男衆の喜びそうな物を下さるのよ。」

嬉しそうな顔を一瞬したかと思ったら、慌てて平静を装いました。

「フフッ……さ、エリーゼ様。集会所に案内しますね。」

奥方……強いな……案内された集会所はやっぱり小綺麗でお洒落感ありました。

「では、こちらにお願いします。」

サッと手で指し示された場所にドスンドスンと二樽置く。

「それ……それそれそれ……」

エルフの長がぶっ壊れたように呟いてます。面白いので、ドワーフの長にあげたようにエルフの長にもコップにブランデーを注いだ物をハイと手渡す。

「試飲です。どうぞ。」

「良かったわね、貴方。」

奥方の笑顔は怒ってない。セーフ!
プルプル震えながらコップに顔寄せて、チゥーッ!って吸いましたよ!(笑)金髪碧眼を地で行く美形が、頬染めてタコチューみたいに吸うとか私を試しているのだろうか?

「んまぁーい!」

うん、試してるな!これは!

「くっ……クックックッ……アーハッハッハッ!どんな顔して飲んでるのよ!」

……奥方がジョジョ立ちして笑ってる……なんて事だ……しかも結構性格が……見た目、滅茶苦茶エルフなのに……残念エルフ……

「くっ!ハァッ!あー面白かった。良かったわね、良いお酒が来て。エリーゼ様ありがとうございます。久しぶりに面白いものが見えました。」

「あ……いえ。」

私には奥方のほうが十分面白かったです。なんかキレッキレで。キャラ濃いな。そんな奥方スキッ!

「あ……良いお酒をありがとう。」

イケメンエルフが頬染めて……ツンデレか!スンゴイ長生きなのに可愛いとか思ったよ。そして奥方のキャラ!あの長だからこその奥方か!この先、楽しいお付き合いになりそうだ!

ってな訳で(どんな訳だよっ!ってツッコミは受け付けない!)エルフの集落から出て行きます。エルフの長は皆の前と奥方の前では違うタイプだと言うのは内緒にしておこう。……お母様は知ってそうだけどね。
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