文字の大きさ
大
中
小
102 / 1,624
連載
そして日々は流れて……って一週間ですけどね! 7
「お母様、飴はまだありますか?あるようでしたら、良いのですが。もし少ないようでしたら、先日沢山作ったので置いていきます。」
「すっ!少ないわ!私、バラの飴が気に入ってるのだけどあるかしら?」
食い気味に来ましたよ(笑)
「バラですか、勿論あります。それだけでなく、違う花を模した飴も作ってもみました。香りも味も増えましたから楽しめる筈です。」
「まぁ!嬉しいわ!」
少し歩いて執務室に置いてあるダイニングテーブルへと行く。テーブルに収納からガラスの蓋付きの器を幾つも出す。大きい物にはバラを始めとした花の形の飴を丁寧に入れていく。小さい物には普通の飴をザラザラと入れていく。全てを入れ終えてお母様を見たら、興味津々な目で見てました。うん、新しい花舐めたいですよね。ガラスの小皿に新作の花の飴を一つずつ乗せる。
「お母様、新作ソフトですわ。夕食の前ですけど、どうぞ。」
小皿をエミリに渡す。エミリは既に松露入りの瓶を戸棚に置き終えていた。
……足音も立てず、素早く静に動くエミリは正直怖い。いや、慣れれば怖さは無くなるけど考えたら負けだね!
お母様の手元に届いた飴はキラキラしてて、綺麗なお飾りか何かに見える。チューリップの形やスミレの形、月見草に模した物にペチュニアに模した物。簡単だけど可愛らしい花に模した飴は食べるのが勿体ない位だ。模したと言っても、大きさは少し小さく食べやすい大きさにした。お母様が小さなピンクのチューリップを指先で摘まんで少し囓る。本当の花を囓ってるみたいに見える……てか、絵になるなぁ。嬉しそうに飴を囓り、口の中で欠片を舐めているお母様は可愛いの一言に尽きる。
「お母様、私……私、どうしてもサテュロスが欲しいのです!なので明日……いえ、明後日には出発したいのです!」
「分かってるわ!お母様、エリーゼの味方よ。で、誰と行くつもりかしら?」
うわぁ……優しい笑顔でいきなり来たよ。
「ルークとお兄ちゃん……トールお兄様なら一緒に来て頂いても差し支え無いと……」
「そうね!トールが一緒なら安心ね!」
早っ!即答ですか!さすがにルークと二人っきりは不味い。色々と。とにかく、お母様が味方についたならばお父様は頷いて下さる筈。キャスバルお兄様には、まぁ……仕方ないね!お留守番ヨロシク!なのだ!
「では、私食堂に一足先に行きますわ。」
「ええ、私も少ししたら行くわ。」
お母様の笑顔が少し黒いけど、スルーして食堂に行こう!そうしよう!
お母様に礼をして、アニスを連れて食堂に向かう。
「すっ!少ないわ!私、バラの飴が気に入ってるのだけどあるかしら?」
食い気味に来ましたよ(笑)
「バラですか、勿論あります。それだけでなく、違う花を模した飴も作ってもみました。香りも味も増えましたから楽しめる筈です。」
「まぁ!嬉しいわ!」
少し歩いて執務室に置いてあるダイニングテーブルへと行く。テーブルに収納からガラスの蓋付きの器を幾つも出す。大きい物にはバラを始めとした花の形の飴を丁寧に入れていく。小さい物には普通の飴をザラザラと入れていく。全てを入れ終えてお母様を見たら、興味津々な目で見てました。うん、新しい花舐めたいですよね。ガラスの小皿に新作の花の飴を一つずつ乗せる。
「お母様、新作ソフトですわ。夕食の前ですけど、どうぞ。」
小皿をエミリに渡す。エミリは既に松露入りの瓶を戸棚に置き終えていた。
……足音も立てず、素早く静に動くエミリは正直怖い。いや、慣れれば怖さは無くなるけど考えたら負けだね!
お母様の手元に届いた飴はキラキラしてて、綺麗なお飾りか何かに見える。チューリップの形やスミレの形、月見草に模した物にペチュニアに模した物。簡単だけど可愛らしい花に模した飴は食べるのが勿体ない位だ。模したと言っても、大きさは少し小さく食べやすい大きさにした。お母様が小さなピンクのチューリップを指先で摘まんで少し囓る。本当の花を囓ってるみたいに見える……てか、絵になるなぁ。嬉しそうに飴を囓り、口の中で欠片を舐めているお母様は可愛いの一言に尽きる。
「お母様、私……私、どうしてもサテュロスが欲しいのです!なので明日……いえ、明後日には出発したいのです!」
「分かってるわ!お母様、エリーゼの味方よ。で、誰と行くつもりかしら?」
うわぁ……優しい笑顔でいきなり来たよ。
「ルークとお兄ちゃん……トールお兄様なら一緒に来て頂いても差し支え無いと……」
「そうね!トールが一緒なら安心ね!」
早っ!即答ですか!さすがにルークと二人っきりは不味い。色々と。とにかく、お母様が味方についたならばお父様は頷いて下さる筈。キャスバルお兄様には、まぁ……仕方ないね!お留守番ヨロシク!なのだ!
「では、私食堂に一足先に行きますわ。」
「ええ、私も少ししたら行くわ。」
お母様の笑顔が少し黒いけど、スルーして食堂に行こう!そうしよう!
お母様に礼をして、アニスを連れて食堂に向かう。
感想 5,724
あなたにおすすめの小説
【完結】留学先から戻って来た婚約者に存在を忘れられていました
山葵国王陛下の命により帝国に留学していた王太子に付いて行っていた婚約者のレイモンド様が帰国された。
王家主催で王太子達の帰国パーティーが執り行われる事が決まる。
レイモンド様の婚約者の私も勿論、従兄にエスコートされ出席させて頂きますわ。
3年ぶりに見るレイモンド様は、幼さもすっかり消え、美丈夫になっておりました。
将来の宰相の座も約束されており、婚約者の私も鼻高々ですわ!
「レイモンド様、お帰りなさいませ。留学中は、1度もお戻りにならず、便りも来ずで心配しておりましたのよ。元気そうで何よりで御座います」
ん?誰だっけ?みたいな顔をレイモンド様がされている?
婚約し顔を合わせでしか会っていませんけれど、まさか私を忘れているとかでは無いですよね!?
【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
「私が愛するのは王妃のみだ、君を愛することはない」私だって会ったばかりの人を愛したりしませんけど。
下菊みことこのヒロイン、実は…結構逞しい性格を持ち合わせている。
レティシアは貧乏な男爵家の長女。実家の男爵家に少しでも貢献するために、国王陛下の側妃となる。しかし国王陛下は王妃殿下を溺愛しており、レティシアに失礼な態度をとってきた!レティシアはそれに対して、一言言い返す。それに対する国王陛下の反応は?
小説家になろう様でも投稿しています。
迎えに行ったら、すでに君は行方知れずになっていた
月山 歩孤児院で育った二人は彼が貴族の息子であることから、引き取られ離れ離れになる。好きだから、一緒に住むために準備を整え、迎えに行くと、少女はもういなくなっていた。事故に合い、行方知れずに。そして、時をかけて二人は再び巡り会う。
ド近眼の伯爵令嬢は婚約破棄されたらしいですが、相手が誰だか見えていませんでした
茨野 三智婚約破棄を告げられた伯爵令嬢エレノア。
けれど彼女は、相手の顔を見ても首をかしげるだけだった。
「失礼ですが……どちら様でしょう?」
重度の近眼ゆえに、婚約者の顔すら判別できなかったのである。
社交より研究が大好きな彼女は、婚約解消をあっさり受け入れ、魔導工学の研究へ没頭する日々を送ることに。そんなある日、王立図書館で出会った謎の青年リヒトの何気ない一言から、世界を変える大発明への道が開かれていく。
やがて誕生するのは、人々の人生を一変させる「魔導レンズ」。
見た目や噂だけで彼女を切り捨てた者たちが後悔する頃、エレノアの隣には、最初から彼女の価値を見抜いていた人物がいた――。
天然研究者令嬢が恋も夢もつかみ取る、ほのぼのラブコメファンタジーです。
【完結】 メイドをお手つきにした夫に、「お前妻として、クビな」で実の子供と追い出され、婚約破棄です。
BBやっこ侯爵家で、当時の当主様から見出され婚約。結婚したメイヤー・クルール。子爵令嬢次女にしては、玉の輿だろう。まあ、肝心のお相手とは心が通ったことはなかったけど。
父親に決められた婚約者が気に入らない。その奔放な性格と評された男は、私と子供を追い出した!
メイドに手を出す当主なんて、要らないですよ!
旦那様には好きな人がいる
えくれあ私の旦那様である、テオドール・セルヴァン侯爵様には好きな人がいる。
それは、幼馴染であり、王太子妃でもあるマチルダ様だ。
お二人は、いつもとても仲睦まじいご様子で、そんな叶わぬお二人の恋をそっと見守るのが私の日常だった。
そんなある日、夜会にめったに顔を出さない王太子殿下に、ダンスに誘われて。それがきっかけで、私の日常は少しずつ変化し始めた。
【完結済】ワザと醜い令嬢をしていた令嬢一家華麗に亡命する
satomi醜く自らに魔法をかけてケルリール王国王太子と婚約をしていた侯爵家令嬢のアメリア=キートウェル。フェルナン=ケルリール王太子から醜いという理由で婚約破棄を言い渡されました。
もう王太子は能無しですし、ケルリール王国から一家で亡命してしまう事にしちゃいます!