婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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そして日々は流れて……って一週間ですけどね! 9

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さて、夕食を済ましサロンに移動しました。こちらのサロンは家具が統一されております。イメージは高級クラブのような、落ち着いた雰囲気だけど調度品から何から全部高級品です!そんな中家族全員+α揃い踏みです。

「ホホホ……ノエルちゃんはフワフワねぇ。」

「にゃあん♡ナデナデきもちいいにゃん♡」

「まぁまぁ、オホホ……」

……何たる事だ……ノエルの魅力にお母様までメロメロに!お父様がグヌヌヌ……って顔になってます。ウケる。
ジェニファーがそれぞれの前に紅茶を置いてくれてます。お茶菓子としてバターの代わりにココナッツオイルを入れたなんちゃってクッキーをお皿に並べたものを置いてくれました。いえ、夕食のデザートとしてスイーツ食べてますけれどね。

「大体想像がついてると思いますが、頼んでいた武器と武装が届いたので早々にサテュロスの雌をテイムする旅に出ようと思います。ルークには一緒に来て貰おうと思ってますが、出来ればトールお兄様にも来て頂きたいと思ってます。」

シーーーーン……
やだ。何かしら、この沈黙。ぐるぅりと見回して、その沈黙の主を発見しました!キャスバルお兄様です!お母様も困り顔でキャスバルお兄様を見てます。

「エリーゼ。何故トールなのか聞いても?」

わぁお!どシリアスの決め顔で聞いてきたわよ!私、お兄様の事好きだけどバッサリ行かせて頂きますわ!

「だって……キャス兄さま、お仕事沢山あるでしょう?お父様と一緒にお仕事なさるんでしょう?」

ニコリと笑顔でダメ押しです!

「クッ!父上……仕事はどれ位出来ましたか?」

「僅かなものだ!それでもルークに大分助けられた。諦めろ。俺もノエルの居ない日を我慢するんだ。」

お父様よ……何、言っちゃってるの。

「まぁまぁ、オホホ……貴方達何を仰ってるの。以前から行く事は決まっていたでしょう。大人しく仕事なさい。私はエリーゼを信じてるもの、可愛いノエルちゃんと離れるのは寂しいけれど信じて送り出すわ。」

「クッ!」

今度はお父様ですよ。

「仕方あるまい。ルーク、トール。エリーゼを守り必ず無事に戻って来い。」

あら、やだわ。

「お父様ったら、私……そうそう簡単にはやられませんわよ。」

笑顔で言っておきましたよ。何故かトールお兄様が小刻みに震えてますが気のせいでしょう。キャスバルお兄様が生きた屍みたいになってるけど、そこもスルーしておきましょう。

「明日一日準備して、明後日出発したいと思ってます。つきましては、討伐用の馬車をお願いします。」

寝泊まりも出来て、強力魔物除けも施されていて荷物もたっぷり乗っかる大型の馬車。

「勿論だとも。トール、必要な装備と人員を明日の昼までに知らせてくれ。」

「了解しました。」

これで良し!後で自室に戻ったらカワイコちゃん達の報告を貰おう!
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