婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

サテュロスゲットの旅 36

……お腹一杯でこのまま晩ご飯とか太りそう……運動は出来ないから何か……んー……無いか……どうしよっかなー。マップでも範囲広げて眺めるかな。どっか何か見えるかも知れないしね!フンフンと範囲を広げて見た!ん?結構前方で何か魔物に遭遇してるっぽい表示!街道自体は舗装はされてるけど魔物除けは施されて無いのだ!だからこそ休憩所を点々と作ってるのだけど逃げ込めないのか?……囲むように追い込んでるのか……頭良いな。だが、運が悪かったと思え。

「チョロギー、行くよ!」

手綱をキュと握り走らせようとしてルークに少しだけ寄せる。

「ルーク、前方で魔物出没!」

「一緒に行く。」

ルークの顔がキリッ!となりました。おっといけない、カワイコちゃん達も誘わなくっちゃ!馬車に向かって叫ぶ。

「前方に行くよ!」

チョロギーは走り出す、勿論ユキが並走する。クワイも並んで来る。背後でバタンッ!という音が聞こえた。隊列を横目にドンドン前に走って行く。気が付けば小さくなってるヒナがいた。速度は大きい時と変わらない。ユキとは逆隣に並走してきている。けど……乗ってるのはピカ太郎とリコだけ……しかもピカがリコを支えてる。ヒナも羽根で支えてるけど。タマとトラジはどうした?っと、じきに先頭か!トールお兄様に一言言っておかないと!

「トールお兄様!前方に魔物がいるみたいなので行って来ます!」

叫んでチョロギーの速度をあげる。やがて見えたのはユキよりも少し小さい黒い狼の群れと荷馬車と護衛の一団だった。
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