婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

サテュロスゲットの旅 47

この旅の生活にも慣れてきた四日目の朝です。夜明け前に起きようと思ったけど、グッスリ寝てました。
通常通りの流れで無事出発。午前中、領地隊の皆さんとすれ違う。この先暫くは魔物に遭遇する事は少なそうでちょっとだけホッとする。最も大型が出てくれば別だけど。

結果から言えば三日間魔物に出会う事無く進み、今朝進路変更する街を出発する。

八日目の朝、宿の窓から見た国境の大山脈の巨大さにブルリと震えた。旅行で見た日本アルプスよりもずっとずっと大きかった。お父様もお兄様達も、この大山脈の麓で大型討伐をしてきたんだ……そう思うと感謝の気持ちでいっぱいになる。万年雪の山々……ここから一路火山の方に進む。トールお兄様の話では順調だと言うこともやる気が出て良い。

塩味の食事も何となく慣れてきました。街を出て隊列を組んで寒風の中黙々と進む。新しい武装作って良かった!カワイコちゃん達は全員島送り中なので気持ち寂しいけど仕方ない

「エリーゼ。」

隊列の中で私とルークは並んでいるので話そうと思えば話せれるのだ!ってクワイ寄せて来たんでさけどね。

「なぁに?」

お互いフードを深くかぶっているせいで表情は分からないけど、声の調子で深刻そうでも暗そうでも無いので普通の会話かなぁ?

「新しい武装、凄い温かくて助かった。」

これだけ寒いと温かいって大事だと思う。

「でも火山の近くに行ったら武装着替えないとね。」

「あー……そうだな。でもこれだけ寒かったらデカイ兎とかいそうなんだよな……」

「いるわよ。しかも結構の数。今アニスが着てる武装はその大きい兎の素材よ。」

「マジかっ!」

「マジよ♡」

二人で他愛ない話をして進む。そんな時だった、広範囲にしていたマップに無数に表示される人間のマーカーと大型のマーカー表示。目視出来る距離じゃないのか?

「ルーク、ヤバイ。暫く先で対大型戦やってる。」

「トールに報告は?」

「迷ってる。、マップで見る限り、きちんと戦術展開してるみたいだし……」

「そうか。領地隊じゃなくて領主隊か。」

「多分ね。このまま行けば互いに目視出来るし、それから決まるでしょ。」

「そうか……黙って我慢なんだな。」

「横取りになりかねないからね。」

「なる程納得。」

「助っ人する事になったらカワイコちゃん達出すから安心して。」

そこは大事でしょ!
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