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サテュロスゲットの旅 64
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辺りが夕日で真っ赤に染まる頃には晩ご飯の支度は完了して、後は採取をしているトールお兄様を始めとする三番隊四番隊の皆さんが帰って来るのを待つだけの状態になりました。
フルーツヨーグルトだけは一旦収納にしまいます。悪くなったら良くないので!
ミナ達サテュロスが一塊になって不安げにしてる。色々気になるし、一度テラを出して話をするか……
中央のテーブルから外れた広場に立つ。
「テラ、出ておいで。」
トスッ!と地面に降り立つ巨大蜘蛛のテラ。迫力満点だが、そんな事は気にしてはいけない。たとえあちこちから色んな声が出てたとしても。
「ドウシタ。」
「うん。ちょっと気になってね。皆襲われたりしてたのかな?って思って。」
「ソウダ。タイシテオオキクナイガ、ムレデキテイモムシガヘッタ。」
なる程群れる魔物が来て襲ってたのか。じゃあテラは一番の戦力って訳か。
「襲って来るのは夜?」
「ソウダ。ダカラミンナイッショニイタ。」
「良く分かった。」
夜行性で群れてくるとか邪魔クセェ!
「所でその襲って来たやつはテラのご飯だったのかな?」
「ミナノミルクダケデタリルガ、アイツラノニクモタベテタ。ジャマダカラ。」
「そう。ちょっとミナ!テラにミルクあげて!」
ミナのミルクで事足りるならそれに越した事はないしね。
「はぁ~い♡テラ、お口あ~ん!」
「アーン。」
蜘蛛の口がガバァッ!と開いた。コワッ!怖いよ!ん?テラの脚、地面にめり込んでない?しかも踏ん張ってる?
ジョバババババッッ!
え?火災時の消防ホースから出るような音が……
ガクガクする蜘蛛の口、だけど意地なのかミルク一滴も溢さず飲んでる。
「はい、お終い。テラ、美味しかった?」
「イツデモミナノミルクハオイシイ。」
ズボズボと脚を地面から抜いてミナに寄ってくテラ。量も威力もピカ太郎の時とは違うな。
一応チェニックで隠してるけど、まんま牛のパイだから色気もヘッタクレも無いな。どの隊員も反応してないしルークも無反応だからサテュロスの服装は暫くこれで良いよね。でも変わった……ん?縫い目無いぞ!それにテラも着てるし。
「この服って……」
「モ~ゥ♡テラが作ってくれたんですよぅ♡器用なんですよ、テラは♡」
「え?じゃあテラの糸で作ったの?」
「ソウダ!ワタシノイトデツクッタノダ!」
「本当に器用なのね。頑張ればもっと色々作れるんじゃ……」
「ワカラナイ。デモミナガノゾムナラガンバル。」
「モ~ゥ!テラったら良い子なんだから!」
マップに映る多くのマーカー表示は拠点に戻って来る隊員達のマーカー。
トールお兄様には報告しなければならない。夜行性に襲われる可能性があるならば。
フルーツヨーグルトだけは一旦収納にしまいます。悪くなったら良くないので!
ミナ達サテュロスが一塊になって不安げにしてる。色々気になるし、一度テラを出して話をするか……
中央のテーブルから外れた広場に立つ。
「テラ、出ておいで。」
トスッ!と地面に降り立つ巨大蜘蛛のテラ。迫力満点だが、そんな事は気にしてはいけない。たとえあちこちから色んな声が出てたとしても。
「ドウシタ。」
「うん。ちょっと気になってね。皆襲われたりしてたのかな?って思って。」
「ソウダ。タイシテオオキクナイガ、ムレデキテイモムシガヘッタ。」
なる程群れる魔物が来て襲ってたのか。じゃあテラは一番の戦力って訳か。
「襲って来るのは夜?」
「ソウダ。ダカラミンナイッショニイタ。」
「良く分かった。」
夜行性で群れてくるとか邪魔クセェ!
「所でその襲って来たやつはテラのご飯だったのかな?」
「ミナノミルクダケデタリルガ、アイツラノニクモタベテタ。ジャマダカラ。」
「そう。ちょっとミナ!テラにミルクあげて!」
ミナのミルクで事足りるならそれに越した事はないしね。
「はぁ~い♡テラ、お口あ~ん!」
「アーン。」
蜘蛛の口がガバァッ!と開いた。コワッ!怖いよ!ん?テラの脚、地面にめり込んでない?しかも踏ん張ってる?
ジョバババババッッ!
え?火災時の消防ホースから出るような音が……
ガクガクする蜘蛛の口、だけど意地なのかミルク一滴も溢さず飲んでる。
「はい、お終い。テラ、美味しかった?」
「イツデモミナノミルクハオイシイ。」
ズボズボと脚を地面から抜いてミナに寄ってくテラ。量も威力もピカ太郎の時とは違うな。
一応チェニックで隠してるけど、まんま牛のパイだから色気もヘッタクレも無いな。どの隊員も反応してないしルークも無反応だからサテュロスの服装は暫くこれで良いよね。でも変わった……ん?縫い目無いぞ!それにテラも着てるし。
「この服って……」
「モ~ゥ♡テラが作ってくれたんですよぅ♡器用なんですよ、テラは♡」
「え?じゃあテラの糸で作ったの?」
「ソウダ!ワタシノイトデツクッタノダ!」
「本当に器用なのね。頑張ればもっと色々作れるんじゃ……」
「ワカラナイ。デモミナガノゾムナラガンバル。」
「モ~ゥ!テラったら良い子なんだから!」
マップに映る多くのマーカー表示は拠点に戻って来る隊員達のマーカー。
トールお兄様には報告しなければならない。夜行性に襲われる可能性があるならば。
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