婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

サテュロスゲットの旅 74

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集まってるニャンコ達にクリーンの魔法をかけてサッパリさせます。タマもトラジもノエルも掛けた後、気持ち良さそうに目を細めるのがキュンキュンしますね!
タタキの説明をしたら、料理長がウキウキし出しました。いっぺん燃やすって言うか直火に当てるのが興味深いようです。犬鳴きとかの肉類は当てる必要は無いのかも?と思ってるけど、やっぱりタタキは当てるものと思ってます!
氷水の準備も出来たし、ヨシ!男前に見える作業は任せよう!
調理しやすい大きさにカットされた犬鳴きの肉が炎に包まれた後、氷水のボウルにじゃんじゃん入れられる。
鶏肉っぽい白身のお肉はとても美味しそうに見える。
鶏肉……ケンタ〇キー食べたい……あの不思議な粉は再現が困難らしいのは有名な話だ……トライする気にもならないよ……ハッ!思考が今、飛んでたよ!
冷えた肉を取り出して貰い、削ぎ切りにして貰う。その切れ端を何もつけずにパクリと齧る。うん、臭みは全く無い。弾力やほのかな甘さ、旨み……高級ブランド地鶏みたいな味。見た目小っさい恐竜で鳴き声は犬で肉の味は地鶏……繁殖率は高く群れて暮らす……定期的に狩りに来ようかな……無限収納に保管しとけばそのまま保存出来るから、いつでも鮮度抜群!フレッシュミートだよ……

「ご主人ー!できたにゃー!」

「ボクもできたにゃー!」

「ボクもできたにゃ!ご主人にたべてもらいたいにゃ!」

トラジとタマとノエルは調味料(ポン酢的なやつ)を担当してました。オニオンスライスとか大根のツマとかネギなんかは料理人が担当です。

「ありがとね。」

ルークがポン酢派だと良いね。私は醤油でもポン酢でも食べるけどね!
野営用のテーブル(野営する時には中央に設置してます。)の上には醤油やわさび、ゆず胡椒に紅葉おろし(旅立つ前に邸の厨房で作っておきました。魔法で一発ですよ!スバラ!)がスタンバってます。
後は薬味とタタキが来ればOKです!
小皿を一枚出して、わさび醤油を作る。少量で良いのでこれだけです。
わさび醤油の入った小皿を手に、削ぎ切りにされた肉のもとに行き一枚をわさび醤油をつけてポイッと口の中に放り込んで食べる。

「美味っ!これはヤバイ美味さ……」

そう、日本酒が欲しくなる美味さ!キリッと冷やした辛口の酒でもぬる燗の甘口でも良い!
私の一言で料理長の目がキラリと光ましたがスルーです。
今度は別のサラの小皿を持ってニャンコ達のいる台へと近づきます。わさび醤油の小皿は置いといて、サラの小皿にポン酢を少し入れて貰い再度肉のもとへ。
ポン酢で味見です。
ゆずの香りサイコーとか思いながら一切れ手に取りポン酢で頂く。
フワリと口の中に広がるゆずの香り。舌の上に広がる醤油と果汁のハーモニー。噛むと染み出る肉汁と合わさって……

「美味ですわー♡」

周囲のざわめきが止まりません。お酒欲しいです!
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