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サテュロスゲットの旅 79
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今日も大寸胴十杯分搾って貰いました!
サテュロスのミルクは良いミルク!お腹も痛くならないし、甘くて美味しい!
ホクホク顔でミルクを見てたらルークの姿が視界に入りました!おや?何だか元気がないぞぅ?
「おはようルーク。」
駆け寄って挨拶してみる。うん、顔色悪い。イケメンオーラも消えちゃってどうした!
「ああ、おはようエリーゼ。エリーゼは昨日の夜はちゃんと眠れたか?」
「眠れたわよ。当然じゃない。遮音魔法でグッスリよ。」
ルークったら、ブルーな顔で俯きがちになりました。イケメンだと無駄に絵になりますね。黄昏れて増す。
「そうか……昨日、逃げ遅れて……気が付いたらBLワールドに……」
哀れ(笑)しかも逃げ遅れてとか言っちゃったよ!
「私ちゃんと言ったわよね。ある程度食べたら天幕に引っ込んで遮音魔法かけてって。」
ションボリしたままコクリと頷きましたがスルーです。
「聞きました。タタキが美味しくて一人で飲んでました。」
「って事はノエルとルチルは?」
さぁ!さっさと吐け!カワイコちゃん達はどうした!
「先に天幕に戻って寝てた。」
「なる程。」
それなら良いか!ルークは知っておいても良いと思うんだよね。ちょっと位。
「トール達が凄すぎて遮音魔法なんて頭から飛んでた。」
「凄すぎて……?」
何がどう凄いの!?気になる!お兄様だけど、そこは気になるのよ~!
「ああ……SMでBLとかハードル高くて、到底真似出来ん……」
SM……そりゃあ、お母様がガチ女王様だから致し方ない。私も小さい頃から英才教育受けた身だしね!
「トールお兄様、フレイの前では王様なんだね。」
死んだ魚の様な目でトールお兄様の天幕を見つめるルーク。ちょっと面白いからやめて下さい。
「フレイが……」
「フレイが?」
何よ!はっきり言ってよ!気になるじゃない!
「凄いおねだり系M男なんだ……多分ミドル級だと思う……」
何よ、そのミドル級って!分かんない言葉使わないでよ!
「そう……言葉の意味は分からんが、人それぞれなので真似する必要は無いし無理する事も無いわよ。」
グッ!と拳を作って訴える。
「ハハハ……ありがとう。そうだな、人それぞれだよな。」
力無く笑ってクシャリと髪を掴む様に頭を押さえる。
「考えたって仕方ない事よ。側近を決めてからの事を今悩んでも仕方ないわ。朝ご飯食べて、今日一日頑張りましょう。」
大きく息を吐き出し、コンロを見る。そこには先に起きて頑張ってるノエルが居る。トラジとタマと一緒に料理を作っているのだ。ルチルもピカ太郎と一緒にいる。
「そうだな。頑張らないとな。」
「ええ。さ、朝ご飯食べに行きましょう。」
ルークの手を掴み引っ張っるようにコンロへと向かう。一日の始まりは朝ご飯から!
サテュロスのミルクは良いミルク!お腹も痛くならないし、甘くて美味しい!
ホクホク顔でミルクを見てたらルークの姿が視界に入りました!おや?何だか元気がないぞぅ?
「おはようルーク。」
駆け寄って挨拶してみる。うん、顔色悪い。イケメンオーラも消えちゃってどうした!
「ああ、おはようエリーゼ。エリーゼは昨日の夜はちゃんと眠れたか?」
「眠れたわよ。当然じゃない。遮音魔法でグッスリよ。」
ルークったら、ブルーな顔で俯きがちになりました。イケメンだと無駄に絵になりますね。黄昏れて増す。
「そうか……昨日、逃げ遅れて……気が付いたらBLワールドに……」
哀れ(笑)しかも逃げ遅れてとか言っちゃったよ!
「私ちゃんと言ったわよね。ある程度食べたら天幕に引っ込んで遮音魔法かけてって。」
ションボリしたままコクリと頷きましたがスルーです。
「聞きました。タタキが美味しくて一人で飲んでました。」
「って事はノエルとルチルは?」
さぁ!さっさと吐け!カワイコちゃん達はどうした!
「先に天幕に戻って寝てた。」
「なる程。」
それなら良いか!ルークは知っておいても良いと思うんだよね。ちょっと位。
「トール達が凄すぎて遮音魔法なんて頭から飛んでた。」
「凄すぎて……?」
何がどう凄いの!?気になる!お兄様だけど、そこは気になるのよ~!
「ああ……SMでBLとかハードル高くて、到底真似出来ん……」
SM……そりゃあ、お母様がガチ女王様だから致し方ない。私も小さい頃から英才教育受けた身だしね!
「トールお兄様、フレイの前では王様なんだね。」
死んだ魚の様な目でトールお兄様の天幕を見つめるルーク。ちょっと面白いからやめて下さい。
「フレイが……」
「フレイが?」
何よ!はっきり言ってよ!気になるじゃない!
「凄いおねだり系M男なんだ……多分ミドル級だと思う……」
何よ、そのミドル級って!分かんない言葉使わないでよ!
「そう……言葉の意味は分からんが、人それぞれなので真似する必要は無いし無理する事も無いわよ。」
グッ!と拳を作って訴える。
「ハハハ……ありがとう。そうだな、人それぞれだよな。」
力無く笑ってクシャリと髪を掴む様に頭を押さえる。
「考えたって仕方ない事よ。側近を決めてからの事を今悩んでも仕方ないわ。朝ご飯食べて、今日一日頑張りましょう。」
大きく息を吐き出し、コンロを見る。そこには先に起きて頑張ってるノエルが居る。トラジとタマと一緒に料理を作っているのだ。ルチルもピカ太郎と一緒にいる。
「そうだな。頑張らないとな。」
「ええ。さ、朝ご飯食べに行きましょう。」
ルークの手を掴み引っ張っるようにコンロへと向かう。一日の始まりは朝ご飯から!
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