婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

サテュロスゲットの旅 82

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歩を進めて行く内にチラホラと頑張る隊員達の姿が見えます。何となく知ってる木の実や草等を採取して、収納していく。

「これはだいじにゃ!」

トラジに渡された草を見て(鑑定中)内心ツッコむ。火薬草て……鑑定では爆弾の材料の一つって出たわよ!そりゃあ爆弾使うトラジからすれば大事ですよねー!カッ飛んで再度採りに行きましたよ。

「結構色々あるな。」

「そうね。」

お互いそっぽ向いてます、何故ならあちこち採取しまくってるカワイコちゃん達も見なければいけないからです。それでも進んでるんですよ!私も採取したりして楽しいです!勿論アニスもミナもニャンコ達に教わりながら採取してます。
って……目の前に広がる岩山と僅かに生える低木……森林地帯を抜けてしまった。マップでは岩山の中に犬鳴きが隠れ住んでるようで、マーカー表示では出て来る気配が無い。
マップとは別に鑑定表示では様々な鉱石が転がってます。
銅とか鉄は分かるけど何とか鉱石とか何とか石とか……ルークがはしゃいでるけど、ちっとも分かんない。欲しいけどツルハシとか無いし、素手で割る?出来なくも無いだろうけど、令嬢としてそれはどうなの?

「困ったなぁ……」

「困ったな。」

ルークも考え込んでます。

「ご主人、どうしたにゃ?なににこまってるにゃ?」

ノエルがルークの武装をクイクイしながら聞いてます。

「ん、鉱石あるけど採取は難しそうだなと思ってさ。」

「そんなのボクにまかせるにゃ!いしのなかからとりだすにゃ!まっててにゃ!」

四つ足で駆けて行って爪でカリカリしたかと思ったら取り出しましたよ……さすが土の精霊……

「ボクもとるにゃ!」

「ボクもまけにゃいにゃ!」

タマとトラジも四つ足で駆けて行き、カリカリと爪で欠いて取り出しました。
何度も何度も往復して採って来てくれました。
ありがとう!タマ!トラジ!

「沢山採って来てくれたお礼は何が良いかなー?」

「ブシがたべたいにゃ!」

「ボクもブシがいいにゃ!」

「おさかなもいいにゃ、でもみんなでブシたべるのがいいにゃ!」

「じゃあ、拠点に戻ったらブシ花沢山出すわね。ルークも構わないかしら?」

ルークはノエルを撫でながら微笑んでる。

「ありがとう。」

「良いのよ。タマもトラジもノエルも兄弟みたいなものだもの。」

私達は岩山から離れ、再び森林地帯の中へと戻る。
来た道?とは違う所を目指して。
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