婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

年越し準備! 62

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「ほら、一個だけ先にくれたから……アーンして。」

何やってるかと思えば竹串に一個だけ突き刺してチョコレートソース掛けてある。
熱そうだけど、チョコレートソースからは湯気が消えてます。うん、冷ましてくれてるね。

「アーン♡」

甘えてパクッと食べます!甘~~い♡
丁度良い温度!口の中に蕩けるチョコレート♡サイコ~~♡

「美味しい?」

コクコクと頷いて肯定する。ルークは上機嫌な顔で竹串に刺さったスイーツタコ焼きを食べようとしている……チョコレートソース掛かってるけど、匂いが違う……

ハクッ

スイーツタコ焼きを少し齧る……中身はバナナだった!チョコバナナタコ焼きかっ!

「えっ!それ食べたい!」

思わず出た言葉に、しまったと思った瞬間「アーン♡」って言われて開けた口の中にチョコバナナタコ焼き入りました!
やぁん♡甘くてジューシーで美味しい~~♡
でも、お腹いっぱいです。

「もう少し食べるか?」

「ムリ。お腹いっぱい。部屋に戻って一休みしたい。」

「酔ってるし送ってく。良いですか?」

「ええ、宜しくね。」

ん?いつの間にかお母様が背後にいました。
お母様の許可出ちゃったので、このままルークな送って貰って良いんだ。

「ほほほ……まだ婚姻前だと分かってるなら問題無いでしょう。」

お祖母さまもいた!よくよく見たら、お母様もお祖母さまもその手にスイーツタコ焼きのお皿がありました!二つに分かれて置いてあると言う事はソースが同じ以上中身が違うって事か!
チョコ&チョコとバナナ&チョコか!あ~!お腹いっぱいじゃなければ食べたのにぃ!
お酒とタコ料理でお腹いっぱいだよ!後悔はしてないけど!
……一部男連中(お祖父さま含む)は箸にタコブッ刺して焚き火で炙ってて羨ましくて泣きそうになったけど……男連中はああやってワイルドな食べ方して楽しいんだろうな……
カワイコちゃん達は酔っ払ってデレデレになってる隊員達に囲まれてる……

「どうしよう……」

連れてくべきなの?私のカワイコちゃん達~!

「たまには隊員達に潤いを与えて良いと思うんだよ。だから部屋に行こう。後でアニスに伝えておくから。」

心配だけど、あの隊員達の姿見たら良いかなって思っちゃう。

「うん……♡」

「じゃあ、行くか。ジム、竹串ありがとな。」

私の手から竹串を持っていってジムに渡してしまうと、私の腰を抱いたまま歩き出す。
お酒のせいなのか、このシチュエーションのせいなのか顔が赤い気がする。
どうしよう……イケない事してる気がする……
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