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年越し準備! 70
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「でも、まぁ……大型討伐にしろ戦にしろ命かけてるから、側近の存在は大事だと思う。帰って来る途中に遭遇したじゃない。一狩り経験してるから恐怖心は少なかったけど、初見でアレ見たらちょっと挫けるかも……薬で意識どうにかする事も出来ないしね。」
確か戦争中はお薬使ってたってお爺ちゃん言ってたんだよね……恐怖心無くすための薬……ヒロポンだっけか?
「あー……そうだな。恐怖心と戦うってのはあるか……」
「うん……助かって、生きてる実感とか喜びを分かち合う存在としての側近もアリなんでしょ。」
「なるほどな……ノエルやルチルは可愛いけどって事か……エリーゼと離れる以上、そこは腹を括れって事か。」
「うん。私にはアニスがいるでしょ。この先もアニスはずっと私の側にいるけど、ルークにはいないじゃない。」
見つめ合って絡まり合う視線。ルークの視線に欲望は見られない。
ただ、私を試すかのような視線。
グイと腕が掴まれ、のし掛かられる。
私のマップにはお母様の精霊とアニスの精霊……あ、エミリもシンシアもソニアのも部屋のそこかしこに居る。
「俺に側近がいて良いんだな。」
「勿論よ。」
ゆっくりと近付いて来る顔……
「キス……しちゃう?」
「ダメか?」
「良いけど、お母様達の精霊がガン見してる。」
バッ!とあちこち見回して……クッ!と呻いた。
うん、さすがに分かるか……
起き上がりノソノソと移動して降りるかと思いきやベッドに腰掛けた。
「姿消して監視とかコエーよ。」
「そこは仕方ないわよ。だって私、嫁入り前なのよ。」
「そうでした。」
ガックリしてる背中に抱き付く。
……皇子様なのに筋肉しっかりついてるなぁ……
「半年もしたらデキるし、我慢我慢!私もどうしようもなくなったらアニスにどうにかして貰うから!」
「クッ!ガチ百合カポーのイチャラブシーン!」
「何言ってるぅ!」
「俺の夢が……リアル百合カポー……」
「バカなの?バカでしょ!結婚したからって、私とアニスのイチャラブシーンは見せませんからね!」
「殺生な!」
「ホント、何言ってるの!アニスが可哀想でしょ!ホラ、もう部屋帰って!私も今ので一気にさめたから!」
「ん、分かった。でも無理はすんなよ。お休み。」
クイと腕を掴まれたかと思ったら顎を掴まれ、そのままディープキスされました。
イケメンズルイなぁ……
キスした後、トンってベッドに倒れるように体を押されて起き上がる前に寝室から出て行っちゃった。
コロコロとベッドの上で悶えながら「イケメンズルイイケメンズルイ」と呪文のように呟いていたのは内緒にして貰いたいです。
確か戦争中はお薬使ってたってお爺ちゃん言ってたんだよね……恐怖心無くすための薬……ヒロポンだっけか?
「あー……そうだな。恐怖心と戦うってのはあるか……」
「うん……助かって、生きてる実感とか喜びを分かち合う存在としての側近もアリなんでしょ。」
「なるほどな……ノエルやルチルは可愛いけどって事か……エリーゼと離れる以上、そこは腹を括れって事か。」
「うん。私にはアニスがいるでしょ。この先もアニスはずっと私の側にいるけど、ルークにはいないじゃない。」
見つめ合って絡まり合う視線。ルークの視線に欲望は見られない。
ただ、私を試すかのような視線。
グイと腕が掴まれ、のし掛かられる。
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「勿論よ。」
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「キス……しちゃう?」
「ダメか?」
「良いけど、お母様達の精霊がガン見してる。」
バッ!とあちこち見回して……クッ!と呻いた。
うん、さすがに分かるか……
起き上がりノソノソと移動して降りるかと思いきやベッドに腰掛けた。
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「そこは仕方ないわよ。だって私、嫁入り前なのよ。」
「そうでした。」
ガックリしてる背中に抱き付く。
……皇子様なのに筋肉しっかりついてるなぁ……
「半年もしたらデキるし、我慢我慢!私もどうしようもなくなったらアニスにどうにかして貰うから!」
「クッ!ガチ百合カポーのイチャラブシーン!」
「何言ってるぅ!」
「俺の夢が……リアル百合カポー……」
「バカなの?バカでしょ!結婚したからって、私とアニスのイチャラブシーンは見せませんからね!」
「殺生な!」
「ホント、何言ってるの!アニスが可哀想でしょ!ホラ、もう部屋帰って!私も今ので一気にさめたから!」
「ん、分かった。でも無理はすんなよ。お休み。」
クイと腕を掴まれたかと思ったら顎を掴まれ、そのままディープキスされました。
イケメンズルイなぁ……
キスした後、トンってベッドに倒れるように体を押されて起き上がる前に寝室から出て行っちゃった。
コロコロとベッドの上で悶えながら「イケメンズルイイケメンズルイ」と呪文のように呟いていたのは内緒にして貰いたいです。
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