婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

年越し準備! 73

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お風呂は皆で入りましたよ。
ただし、ピカ太郎は目隠ししての入浴ですけどね(笑)だって、浴室に入るやいなや目がギラギラしてきたんですもの。
勿論ユキによって私に近付く事は出来ませんでしたがね!
ユキに掴まりながら「みたいピカァ!」とか「モミモミするピカァ!」とか叫ぶ度にアニスがアイアンクロー決めてて騒がしかったでしたけどね!

まぁ、そんなお風呂タイムも済ましドライで一気に乾かし私とアニスが服を着てからピカ太郎の目隠しは解除しました。
そのときのピカ太郎の悔し泣きは見るも笑うしかない姿でした。
ユキが片前足をピカ太郎の額に置いて慰めてるのか、何なのか分からないのも内心ちょっと笑ってしまった。
全員で朝ご飯を食べに行き、のんびり朝ご飯を食べた後私は縄作りにカワイコちゃん達はノエルとルチルと合流するとか言ってアニスに案内して貰って行きました。アニスは部屋で色々やることあるんで、そのまま私の部屋に戻るそうです。
私はお社の近くに行き、しめ縄作りです。
ぶっちゃけ地味な作業なんで、説明は省きます。
午前中で作りましたよ!一人で黙々と作りました、魔法もガンガン使いましたけどね!
しめ縄を張って、鏡餅は小さい物をお社の端っこに置いておきます。
ナビさんに小さい鏡餅を作って貰ってました!テへ♡
小さな瓶にお酒を注いで鏡餅の両隣に置きます。
お米を入れた小皿とお塩を入れた小皿を鏡餅の前に置いて、お水を入れた小さな杯を置いておきます。
お社の扉の前だと、リコママの出入りの邪魔になっちゃうからね!

「さて、午後はサムじいから鉢植えを受け取って鳥居の前に設置かな」

何となくグルリと見回すと榊の木があちこちに生えてる。

「榊あるじゃん!切って供えよ!」

早速魔法で枝をカットして鏡餅の両隣のお酒の隣、一番の外側に瓶にさして置いておく。勿論、水は入ってる。

「うん、とりあえずこれで良いかな」

一旦、邸に戻ってお昼ご飯食べて鉢植え移動して……天蚕の所に行ってみようかな?
ちょっと気になるしね。
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