婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

大晦日 8

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さて、お母様の事はさておき。
フルーツゼリーを食べようと思います。
寒天ゼリーですが、様々な果物を大きくカットし(俗に言うゴロッとってやつです)甘く煮てから型にギュウギュウ詰めにしてから寒天液を入れるという贅沢なゼリーです。
寒天液は果物の煮汁で作るという無駄遣いはしない!な物ですが、あまりに甘いと余り良くないのでちょっと薄めてます。

「へぇ……大分豪華なフルーツゼリーだな」

さすがルーク!気がつきましたか!
今回は季節感丸っと無視で彩りだけでチョイスしました!
イチゴ・サクランボ(種は抜きました!)・桃・ブルーベリー・マスカット・メロン(オレンジ色のやつ!)・パイン(完熟)・マンゴスチン!

「ウフフ♡入れたい果物好きなだけ詰めたの!」

「エリーゼらしいな」

?私らしい?私らしいって何かしら?
キョトンとルークを見たら、少し笑ってる。

「色んな種類入れて、皆が気に入ってくれるようにしてる所」

……え?ん?んー……別にそこまで気を回した訳じゃないけど……でも、そんな見方もあるのね。

「ルークは私とは違う見方が出来て、しかも言ってくれるから嬉しい。そんな風に思ってなかったわ……その……ただ色んな味を楽しみたかっただけなの」

「そんな所もエリーゼらしくて好きだよ」

はわぁ~!何言ってんの!このイケメンは!

「その……正面きって言われると恥かしいわ……」

クスクス笑いながらゼリーを食べるルークはどこか色っぽくてドキドキする。
……ルークの赤い舌がサクランボに……何か……何かイケないモノ見てる気分になっちゃう!色気がダダ漏れですよ!
てか……攻め様の色気とも見えるし、誘いウケにも見える……何て危うい男なの……エリーゼコマッチャウ!助けて、お母さん!好きな人をヨコシマな目で見ちゃう娘を許して!ってルーク、エロいなぁ……よからぬ妄想しちゃうなぁ……

「うん、そんな目で見るのは止めてくれ。想像つき過ぎて対応に困る」

「そんなのルークの色っぽいお顔がイケないんだと思いま~す!」

と小っちゃい声で反論する。

「エリーゼだってゼリーを口に入れる瞬間、滅茶苦茶エロくてヤバいんだけどな」

キュウ~~!何言ってるの~~!

「ツルツルあまあまにゃ!」

「ホントにゃ!」

「あまくておいしいコン!もっとたべたいコン!」

「やるピカ……あまいのはイイピカ……」

「ボクもあげるピカ!ビリビリきえるのはイヤピカ」

……仲良くしてる!

「……ご主人といっしょにたべたかったにゃ……でもしかたにゃいにゃ……ざんねんにゃ……」

うん、ノエルは変わらないね。
ルークと二人顔を見合って笑った。
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