婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

元日! 26

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それぞれに燗酒を楽しみながらお節を頂き充実した時間を過ごした。
ゆっくりと楽しんだ時間な気分が良い。
そんな時でした。

「エリーゼ、お母様そろそろ甘味が頂きたいわ」

キタ……お正月と言えば、花びら餅と善哉。
でも、きなこ餅も有でしょう!だがしかし!お正月という特別イベントならば普段出さないお菓子を出そうと思う訳です!
まぁ、善哉や花びら餅はここで食べたら良いと思うのよ。

「そうですね、花びら餅と善哉を持って来て頂きましょう」

チラッと見れば、執事長は心得たと笑顔でスルリと消えた。
私とお母様、お祖母さまの前に置かれる花びら餅と善哉。
フワリと香る緑茶。
ふぅと息を吹きかけ緑茶を一口啜る。
八丈島産のお茶だけど紅茶も同じお茶の木なので製法を教えればこちらでも緑茶生産は可能である。
柔らかい甘み……手揉み茶かな?うん、多分手揉み茶。
花びら餅の味も丁度良い。

「これは美味しいわね」

「ええ、お義母様。」

お母様とお祖母さまは平和だなー……
それにしても二人とも高級呉服似合い過ぎて迫力あるなぁ……
ドロリとした善哉に手をつける。

「ぬ!ジムは腕を上げたわね!」

「あら!分かるのね!ジムのアンコは本当に美味しいわよね!」

お母様が強めに言ってきましたよ。
私が留守の間、結構作らせてたのね……松露も作った先から無くなってるようで……
もう少し我慢して!
無理か……お母様もお仕事てんこ盛りで頭脳労働大変だものね。
でも三が日位のんびり過ごしたい訳で!
……無理だった……今夜、新年のお祝いの夜会あるんだった……
私達は大広間メインだっけ。
前庭も開放して振る舞うから、午後には厨房が戦争状態に突入するのよね。
午後のお茶の時間が過ぎたら夜会の準備しださないとなぁ……
まだ楽しそうに燗酒を飲みながら話してるお父様やお祖父さま、お兄様達とルーク。
カワイコちゃん達はどうやらお腹が膨れたようで花びら餅を食べ出してる。

「お母様、お節も十分楽しみましたしサロンに行きませんか?」

「そうね、善哉を頂き終わったら行きましょう」

私の提案にお母様は笑顔で同意してくれました。
カワイコちゃん達も連れて行こうっと。

「タマ達も一緒にサロンに行きましょうね」

「はいにゃ!」

タマが代表してお返事しました。
ノエルとルチルも一緒に来るかしら?
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