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元日! 38
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そう言えば王都便、間に合ったかしら?
新年のお祝いにと張り切ったのよね。
紅茶も飲んでしまえば空のカップは戻すしかない。
支度をする前に聞いておかないといけない。
「ルーク。今夜の夜会は大勢の人が来るから、カワイコちゃん達を島に避難ささておこうと思ってるのだけどノエルとルチルはどうする?」
ふむ……とノエルとルチルを見やる。
「預かってくれるか?」
「勿論よ。でも、服は脱がした方が無難かしら?」
「聞いてからでも良くないか?」
……せっかく作ってくれて服をチビナビちゃん達に見て貰いたいかも。
「そうね。着てる姿を見せたいかも知れないものね」
ルークと頷き合い、カワイコちゃん達の所に向かう。
モゾモゾと動き出し、起きようとしてるのが分かる。
「タマ……起きてる?」
クシクシと顔を擦るタマはネコと何ら変わらない。
「んにゃ……おきたにゃ……」
クア……とアクビをして立ち上がる。
「うん。今日の夜は大勢のお客様が来るのどけど、知らない人もいるだろうから島に行ってて貰おうと思ったの」
コクコクと頷くタマ。
「わかったにゃ!」
「でね、皆このままの格好で行くかどうか聞こうと思って。皆の服を作ってくれたのはチビナビちゃん達だから」
「きてくにゃ!みてほしいにゃ!」
トラジもノエルもピカ太郎もルチルもユキもヒナもリコも起きてキラキラした目で私達を見ていた。
まるで心は一つと言わんばかりだ。
「皆、見て貰いたいのね。じゃあ皆、そのままの格好で島に行こっか」
「はいにゃっ!」
タマが代表して返事をした。
一つ頷いてカワイコちゃん達をそのまま島へと送った。
スラ道以外を。
「どうしてキミはボクも一緒に送らなかったんだい?」
忘れてた訳じゃないよ。
「一応説明しておこうかと思って。テイムした子達はここではない場所に行く事が出来るのだけど、いきなりだと驚くかと思って。向こうにはチビナビちゃんって小っちゃい人が沢山いるけど仲間だから仲良くして欲しいの。出来る?」
胸を張ってるかのようにビヨビヨ伸びたり縮んだりするスラ道。
「勿論だとも!ボクは良いスライムだからね!いや、正しくは水の精霊だけどね!」
「その自己紹介はどうかと思うけど、行ってらっしゃい」
そう言ってスラ道を八丈島へと送り出した。
さて、支度に掛かるか!
新年のお祝いにと張り切ったのよね。
紅茶も飲んでしまえば空のカップは戻すしかない。
支度をする前に聞いておかないといけない。
「ルーク。今夜の夜会は大勢の人が来るから、カワイコちゃん達を島に避難ささておこうと思ってるのだけどノエルとルチルはどうする?」
ふむ……とノエルとルチルを見やる。
「預かってくれるか?」
「勿論よ。でも、服は脱がした方が無難かしら?」
「聞いてからでも良くないか?」
……せっかく作ってくれて服をチビナビちゃん達に見て貰いたいかも。
「そうね。着てる姿を見せたいかも知れないものね」
ルークと頷き合い、カワイコちゃん達の所に向かう。
モゾモゾと動き出し、起きようとしてるのが分かる。
「タマ……起きてる?」
クシクシと顔を擦るタマはネコと何ら変わらない。
「んにゃ……おきたにゃ……」
クア……とアクビをして立ち上がる。
「うん。今日の夜は大勢のお客様が来るのどけど、知らない人もいるだろうから島に行ってて貰おうと思ったの」
コクコクと頷くタマ。
「わかったにゃ!」
「でね、皆このままの格好で行くかどうか聞こうと思って。皆の服を作ってくれたのはチビナビちゃん達だから」
「きてくにゃ!みてほしいにゃ!」
トラジもノエルもピカ太郎もルチルもユキもヒナもリコも起きてキラキラした目で私達を見ていた。
まるで心は一つと言わんばかりだ。
「皆、見て貰いたいのね。じゃあ皆、そのままの格好で島に行こっか」
「はいにゃっ!」
タマが代表して返事をした。
一つ頷いてカワイコちゃん達をそのまま島へと送った。
スラ道以外を。
「どうしてキミはボクも一緒に送らなかったんだい?」
忘れてた訳じゃないよ。
「一応説明しておこうかと思って。テイムした子達はここではない場所に行く事が出来るのだけど、いきなりだと驚くかと思って。向こうにはチビナビちゃんって小っちゃい人が沢山いるけど仲間だから仲良くして欲しいの。出来る?」
胸を張ってるかのようにビヨビヨ伸びたり縮んだりするスラ道。
「勿論だとも!ボクは良いスライムだからね!いや、正しくは水の精霊だけどね!」
「その自己紹介はどうかと思うけど、行ってらっしゃい」
そう言ってスラ道を八丈島へと送り出した。
さて、支度に掛かるか!
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