婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

元日! 39

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「ありがとうな、じゃあ戻るよ」

ルークはポッカリ空いた空間を見つめてから、寂しげに笑って私の肩をポンと叩いて歩いて部屋を出て行く。

「エリーゼ様、ドレス選びましょうか!」

ウッキウキですな!ま、そうですよね。

「そうね」

ワードローブへと向かいシルバーのドレスから最も華やかな物をチョイス!
シルバーグレーの布地に銀糸で刺繍され、実に華やか!
毛織物だから暖かいし、
冬には持って来いですね!

「お飾りは赤い物で!」

「はいっ!」

お飾りは気合いが入ります。
アニスが幾つものケースを持ってきて小さなテーブルに置いていく。
ケースは平べったいけど、少し大きい。
例えるならノートパソコンサイズと言えば良いのかしら?
パカッと開けてデザインとかを確認する。
後、色もです。

「エリーゼ様、どうですか?どれに致します?」

次々と開けて幾つか選ぶ。

「コレとコレとコレで悩むわね」

迷ってる物以外はアニスがサッサと元の場所へ戻す。
どれも良い物で色目も美しい赤で、デザインも良い。
あえて言うと研磨技術はまだ中世よりな為、キッラキラはしてない。

「どれもキレイですし、ドレスに似合うと思います!」

「だから迷うんじゃない」

アニスの目が嬉し楽しい感じになってます。
やっぱり女の子ってキレイな物って見てるだけで楽しくなるものよね。
どれもこれも大ぶりなデザインだけど嫌味が無い。
ドレスは冬物で首は晒されない。

「コレ……かな?」

額飾りのようなヘッドドレスとネックレス、イヤリングとブレスレットと指輪が繋がってる豪華なセット。
ドレスはシンプルなデザインだけど、刺繍も豪華なのでお飾りも強めじゃないと負けちゃう気がするのよね。

「良いですね!靴はコレで宜しいですか?」

アニスが持ってきたのは赤いブーツでした。

「あら?コレって……」

「はい!キャスバル様からの贈り物です!」

うん。なんで態々キャスバルお兄様こらの贈り物を持って来ちゃうかな?

「大丈夫です!ドレスで隠れちゃいますから!それにコレなら前庭の方に出ても足元けら冷える事は無いと思います!」

……確かに……確かにコレなら冷えないわ……

「では靴はコレにしましょう。それと髪は結い上げるから髪飾りを足そうかと思うのだけど」

聞いた途端、ピュッ!と消えたかと思ったら手に布で作った大きな赤いバラが付いた櫛を持ってきました。

「これを足しましょう!きっとキレイですよ!」

「ええ。足りなかったら足せば良いだけだし、お願いね」

「はいっ!」

アニスのスイッチが入りましたー!
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