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元日! 58
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冷えた果実水を出して貰い喉を潤す。
正月早々に側近候補者が来るとはね……意外と言えば意外かしら?
いや、でもこれ位スピーディーじゃないとダメか。
「あら、早かったわね」
「お母様!」
お母様が侍女トリオを連れて食堂に入って来ました。
「エリーゼへ聞いた?」
「側近候補者が来た事ですか?」
お母様が座ると侍女トリオは一礼して食堂から出て行った。
「ええ、その中の一人にアニスが恋をした事は?」
「今、聞きました」
「そう。所でエリーゼは何を食べるの?」
「天ぷらうどん、エビ天三本乗せです」
「あら、美味しそうね。私も天ぷらうどんを頂くわ。天ぷらは別に盛り合わせで持ってきて頂戴」
「畏まりました!」
さすが命令しなれてるわ!そしてメイドも聞き直しもせず消えたわ。
「アニスの意中の彼が選ばれても選ばれなくても幸せにしたいわね」
「そうですね」
……私も天ぷら盛り合わせ頼めば……
「天ぷら盛り合わせ、私も宜しくね」
食べよう。
一つ屋根の下に住むのか……ルークの側近候補者達……
最終試験って閨で相性確認的な事するのよね。
…………キャ~~♡どんな感じになるのかしら!気になる~~♡
「エリーゼ……締まりの無い顔になってるわよ」
やんだぁ~(笑)お母様に注意されましたぁ!
「エリーゼ様、天ぷらうどんをお持ち致しました」
ホカホカの湯気と出汁の匂い!
目の前に置かれた天ぷらうどんにエビ天が三本と大葉の天ぷらとシシトウの天ぷらが乗ってます。
うん!美味しそう!
「盛り合わせは後ほどお持ち致します」
箸が置かれ、近くに一味と乾燥した粉末のゆず皮が混ぜられた調味料『ゆず一味』が入ったシャレオツなガラスの小鉢が置かれました。
小鉢に入れてある小さなスプーンの先にゆず一味を少し掬ってパラリと天ぷらうどんに振りかける。
フンワリと香るゆずの香り……良い匂い……
エビ天一本まだ衣が水分を吸ってない内に食べちゃいたい!
サッと箸で取り出しパクリと齧る。
ほんのちょっとだけ汁を吸ったふやけた衣とサクサクの衣が何とも言えない。
エビも甘くて美味しい!
美味しくてあっという間に尻尾まで食べてしまう。
前世では尻尾食べない派と食べる派とあったけど、私は食べる派だった。
勿論、焼き鮭の皮も食べる派でした。
……沢ガニのから揚げとか美味しかったなぁ……こっちは沢ガニなんて見た事ないからなぁ……
正月早々に側近候補者が来るとはね……意外と言えば意外かしら?
いや、でもこれ位スピーディーじゃないとダメか。
「あら、早かったわね」
「お母様!」
お母様が侍女トリオを連れて食堂に入って来ました。
「エリーゼへ聞いた?」
「側近候補者が来た事ですか?」
お母様が座ると侍女トリオは一礼して食堂から出て行った。
「ええ、その中の一人にアニスが恋をした事は?」
「今、聞きました」
「そう。所でエリーゼは何を食べるの?」
「天ぷらうどん、エビ天三本乗せです」
「あら、美味しそうね。私も天ぷらうどんを頂くわ。天ぷらは別に盛り合わせで持ってきて頂戴」
「畏まりました!」
さすが命令しなれてるわ!そしてメイドも聞き直しもせず消えたわ。
「アニスの意中の彼が選ばれても選ばれなくても幸せにしたいわね」
「そうですね」
……私も天ぷら盛り合わせ頼めば……
「天ぷら盛り合わせ、私も宜しくね」
食べよう。
一つ屋根の下に住むのか……ルークの側近候補者達……
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…………キャ~~♡どんな感じになるのかしら!気になる~~♡
「エリーゼ……締まりの無い顔になってるわよ」
やんだぁ~(笑)お母様に注意されましたぁ!
「エリーゼ様、天ぷらうどんをお持ち致しました」
ホカホカの湯気と出汁の匂い!
目の前に置かれた天ぷらうどんにエビ天が三本と大葉の天ぷらとシシトウの天ぷらが乗ってます。
うん!美味しそう!
「盛り合わせは後ほどお持ち致します」
箸が置かれ、近くに一味と乾燥した粉末のゆず皮が混ぜられた調味料『ゆず一味』が入ったシャレオツなガラスの小鉢が置かれました。
小鉢に入れてある小さなスプーンの先にゆず一味を少し掬ってパラリと天ぷらうどんに振りかける。
フンワリと香るゆずの香り……良い匂い……
エビ天一本まだ衣が水分を吸ってない内に食べちゃいたい!
サッと箸で取り出しパクリと齧る。
ほんのちょっとだけ汁を吸ったふやけた衣とサクサクの衣が何とも言えない。
エビも甘くて美味しい!
美味しくてあっという間に尻尾まで食べてしまう。
前世では尻尾食べない派と食べる派とあったけど、私は食べる派だった。
勿論、焼き鮭の皮も食べる派でした。
……沢ガニのから揚げとか美味しかったなぁ……こっちは沢ガニなんて見た事ないからなぁ……
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