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元日! 65
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「ん?」
前庭の端が視界に入って気が付いた。
小っさい人達とシュッとした人達……あれはうちのドワーフ達とエルフ達(女子供はいない)……と職人達だ……
「どうかなさったんですか?」
「あっち……」
指を指してアニスにも見て貰う。
「あ……」
そう、私達はしかと見た。
エルフが枝豆をがっつきながらワインをガブ飲みしてる姿を。
だがドワーフ達はフライドポテトをがっつきながらワインをガブ飲みしてるのでエルフ達の事をどうこう言う事はないことも。
てか枝豆って外メニューに無かった筈なのに!
きっと厨房に無理矢理言ったのね。
茹でるだけだから厨房も対応したんだろうと思うけど……ワインって、大ジョッキみたいなコップで一気飲みするようなモノだったかしら?
明らかにペースがおかしいのだけど……
「いつまで続くのかしら?」
「真夜中です」
「え?」
「ですから真夜中までです」
「厨房とか大丈夫なの?」
「大丈夫じゃありません。ですが新年のお祝いは毎年こんな感じだとか……王都だと領民達がいませんからね、後片付けご終わった後で使用人達が馬鹿騒ぎする程度でしたから」
そうなんだ……知らなかった。
「でも領民達が楽しそうなら良いのかしら?」
「そうですよ、領民達はこの日を楽しみにしてる者が絶対いますよ!だってどれだけ騒いでもケンカとかしない限り怒られませんから」
「フフッそれだと領都の中だと騒いだら怒られるみたいじゃない」
「そりゃあ怒られると思います!だってあんまり騒がしかったら邪魔でしょ?」
ソッとカーテンが閉められる。
「明日の朝はゆっくりしましょう!きっと皆早起きなんて出来ませんから」
「それはどうかしら?意外と毎日同じ時間に目が覚めてしまうものよ」
ゆっくりとソファへと戻り腰を下ろす。
「では二度寝しましょう!」
「魅力的ね言葉ね、二度寝って」
「そうですよね!魅力的ですよね!お茶淹れなおしますね!」
アニスが熱い紅茶を淹れなおしてくれた。
甘くてホロホロとしたバタークッキーを齧る。
「ジムさん、甘味を作る腕上げましたよね!こないだジェニファーに自慢されました」
ジェニファーのドヤ顔が想像出来てついつい笑う。
「そりゃあジェニファー自慢の旦那様だもの。良いじゃない今だけよ」
「そうですよね!」
アニスは再び私の対面に座ってバタークッキーを齧り出す。
アニスはちょっとだけ小動物的な可愛さを出してくるわね、こう……お菓子を食べてる時はね!
前庭の端が視界に入って気が付いた。
小っさい人達とシュッとした人達……あれはうちのドワーフ達とエルフ達(女子供はいない)……と職人達だ……
「どうかなさったんですか?」
「あっち……」
指を指してアニスにも見て貰う。
「あ……」
そう、私達はしかと見た。
エルフが枝豆をがっつきながらワインをガブ飲みしてる姿を。
だがドワーフ達はフライドポテトをがっつきながらワインをガブ飲みしてるのでエルフ達の事をどうこう言う事はないことも。
てか枝豆って外メニューに無かった筈なのに!
きっと厨房に無理矢理言ったのね。
茹でるだけだから厨房も対応したんだろうと思うけど……ワインって、大ジョッキみたいなコップで一気飲みするようなモノだったかしら?
明らかにペースがおかしいのだけど……
「いつまで続くのかしら?」
「真夜中です」
「え?」
「ですから真夜中までです」
「厨房とか大丈夫なの?」
「大丈夫じゃありません。ですが新年のお祝いは毎年こんな感じだとか……王都だと領民達がいませんからね、後片付けご終わった後で使用人達が馬鹿騒ぎする程度でしたから」
そうなんだ……知らなかった。
「でも領民達が楽しそうなら良いのかしら?」
「そうですよ、領民達はこの日を楽しみにしてる者が絶対いますよ!だってどれだけ騒いでもケンカとかしない限り怒られませんから」
「フフッそれだと領都の中だと騒いだら怒られるみたいじゃない」
「そりゃあ怒られると思います!だってあんまり騒がしかったら邪魔でしょ?」
ソッとカーテンが閉められる。
「明日の朝はゆっくりしましょう!きっと皆早起きなんて出来ませんから」
「それはどうかしら?意外と毎日同じ時間に目が覚めてしまうものよ」
ゆっくりとソファへと戻り腰を下ろす。
「では二度寝しましょう!」
「魅力的ね言葉ね、二度寝って」
「そうですよね!魅力的ですよね!お茶淹れなおしますね!」
アニスが熱い紅茶を淹れなおしてくれた。
甘くてホロホロとしたバタークッキーを齧る。
「ジムさん、甘味を作る腕上げましたよね!こないだジェニファーに自慢されました」
ジェニファーのドヤ顔が想像出来てついつい笑う。
「そりゃあジェニファー自慢の旦那様だもの。良いじゃない今だけよ」
「そうですよね!」
アニスは再び私の対面に座ってバタークッキーを齧り出す。
アニスはちょっとだけ小動物的な可愛さを出してくるわね、こう……お菓子を食べてる時はね!
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