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連載
元日! 66
「さて、事情も分かったし話し合いもした。後はゆっくり湯浴みして寝るだけね」
「はい!甘味は美味しいし紅茶で温まりましたし!先に湯浴みの支度をしてきますね!」
いつものアニス。
でも変わってく……私が変わったようにアニスも変わる。
フィナンシェを摘まんで!その美味しさを味合う。
紅茶を流し込んで溜息を吐き出す。
今日はアニスを可愛がらなくてはね……
これは女主人として行わなければならない事。
でもアニスは喜んで受け入れるだろう事。
「エリーゼ様!湯浴みの支度、出来ました!」
「じゃあ、一緒に入りましょうか」
クスリと笑って流し目でアニスを見る。
それだけで頬を赤らめ、瞳を潤ませる。
「はいっ……」
一緒に浴室へと歩いてく。
今日は私がアニスのドレスを脱がしていく。
たまにはちょっと位優しくしてもバチは当たらないでしょ。
「エリーゼ様……」
アニスの震える声。
「お互い好きな人が出来た。でも婚姻するその日まで清らかでいなければいけない……と言ってもアニスの花を散らした私が言うのもおかしいかしら?」
「そんな事無いです!私はっ!」
口付けて言葉を止める。
「分かってるから。さ、ゆっくり温まりましょう」
二人でゆっくりお湯に浸かり、私はアニスを愛で可愛がった。
逆上せる程長い時間浸かっていた訳じゃなかった。
湯から上がって水気を切った後も二人でベッドに潜り込み、私はアニスの可愛らしい声を聞いた。
貴族たる女性からすればたった一人の男だけにしか見せないのは、この世界の決まり。
好きとか嫌いとか関係無い。
夫だけが自分を抱く存在。
他の男が抱く事は許されない。
それは死をもって償わなければならない罪。
だから男達は妻以外の女は娼婦しか抱かない。
女は夫以外の男は求めない。
だからこそ女は女同士で楽しむ術を与えられる。
そこには生々しい肉欲に抗えない悲しみがある。
女はいつまでも女なのだ。
前世では知らなかった魂が叫ぶような欲求。
抗えないルークという男を求めて止まない体。
もっと触れて欲しい。
もっと愛を囁いて欲しい。
もっと私を抱き締めて、腕の中に閉じ込めて!
私の中の女が叫ぶ。
あの人が欲しい!と。
私達は悲しい生き物だ。
こんなに心も体も一人の男に縛られるなんて。
悲しみ故、私達は互いの体をまさぐる。
このカから体から逃れる為に。
疲れ果て抱き締めあい眠りにつく。
夜の闇が何もかもを受け止め、秘密の小箱にしまってくれるから……
「はい!甘味は美味しいし紅茶で温まりましたし!先に湯浴みの支度をしてきますね!」
いつものアニス。
でも変わってく……私が変わったようにアニスも変わる。
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紅茶を流し込んで溜息を吐き出す。
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これは女主人として行わなければならない事。
でもアニスは喜んで受け入れるだろう事。
「エリーゼ様!湯浴みの支度、出来ました!」
「じゃあ、一緒に入りましょうか」
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「はいっ……」
一緒に浴室へと歩いてく。
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「エリーゼ様……」
アニスの震える声。
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「そんな事無いです!私はっ!」
口付けて言葉を止める。
「分かってるから。さ、ゆっくり温まりましょう」
二人でゆっくりお湯に浸かり、私はアニスを愛で可愛がった。
逆上せる程長い時間浸かっていた訳じゃなかった。
湯から上がって水気を切った後も二人でベッドに潜り込み、私はアニスの可愛らしい声を聞いた。
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だから男達は妻以外の女は娼婦しか抱かない。
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悲しみ故、私達は互いの体をまさぐる。
このカから体から逃れる為に。
疲れ果て抱き締めあい眠りにつく。
夜の闇が何もかもを受け止め、秘密の小箱にしまってくれるから……
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