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新しい年 13
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「そうなんですか……」
さすがにちょっと言葉が続かなくなってるわよ。
お父様のウッカリ発言で食卓シーンですわ。
待てよ……
「ではキャスバルお兄様の婚約者のディモス辺境侯令嬢……ラーラルーナ様は私の一つ下で、トールお兄様の婚約者のヒルダはその一つ下って事ですわよね。不思議ですわ、義理とは言え姉になる方二人が年下なんですのね」
お兄様達の婚約者が私より年下って……年の差婚じゃない!
何その響き!背徳のカホリ!
でも幼妻って訳でもないし、突っ込んだら良くないわね。
これ位の年の差婚は割とある事だし、気にする事では無いわね。
寧ろ年が近い分、仲良くなれるかしら?
「だが仲良くなれそうだろう?」
「ええ、そうねキャスバルお兄様。きっと仲良くなれる……そんな気がしますわ」
「エリーゼが良くしてくれると信じてるよ」
「そうそう、ヒルダとも仲良しだからね。きっと賑やかになるよ」
キャスバルお兄様もトールお兄様も……でも仲良くなりたいわ。
だって同じ位の年頃なんですもの。
「フフ……楽しみね」
お母様の一言と黒い微笑みでまたもやシーンですわ。
何かあるのかしら?怖くて聞けません!
お父様ですら突っ込まないじゃないの!
「ところでね、エリーゼ。お母様、後でちょっとお部屋に行っても良いかしら?」
バレてる……逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……
「勿論ですわ!ウフフ……」
「良かったわ、ホホホ……」
コッワ~……背筋が凍ったわ!
「あら、私もお邪魔しても良いかしら?」
「え?ええ、勿論ですわ」
お祖母さまが邪気の無い笑顔で聞いてきたので、頷いてしまった。
「楽しみなだわ、女三代でお茶会だなんて」
そう言われればそうかしら?
「そうですね」
笑顔だ!笑顔こそが正しい選択なり!
「では後でね」
そう言うと立ち上がり食堂から出て行くお母様。
私もあんまりノンビリ出来ないな。
「私も部屋に戻りますわ。お祖母さま、私待ってますわ」
「ええ、後でね」
殿方は何か話す事でもあるのか動かないみたい。
立ち上がって食堂を出る。
「エリーゼ様!」
アニスが待ってました。
……いえ、待っていたのは他の側近達もです。
待ってないのはお祖父さまとお祖母さまの側近と専属侍女だけです。
「部屋に戻るわよ」
「はいっ!」
アニスと一緒に部屋へと戻る。
何となく慌ただしい気がするけど、使用人の事を口出し出来るような事でもないからスルーです。
さすがにちょっと言葉が続かなくなってるわよ。
お父様のウッカリ発言で食卓シーンですわ。
待てよ……
「ではキャスバルお兄様の婚約者のディモス辺境侯令嬢……ラーラルーナ様は私の一つ下で、トールお兄様の婚約者のヒルダはその一つ下って事ですわよね。不思議ですわ、義理とは言え姉になる方二人が年下なんですのね」
お兄様達の婚約者が私より年下って……年の差婚じゃない!
何その響き!背徳のカホリ!
でも幼妻って訳でもないし、突っ込んだら良くないわね。
これ位の年の差婚は割とある事だし、気にする事では無いわね。
寧ろ年が近い分、仲良くなれるかしら?
「だが仲良くなれそうだろう?」
「ええ、そうねキャスバルお兄様。きっと仲良くなれる……そんな気がしますわ」
「エリーゼが良くしてくれると信じてるよ」
「そうそう、ヒルダとも仲良しだからね。きっと賑やかになるよ」
キャスバルお兄様もトールお兄様も……でも仲良くなりたいわ。
だって同じ位の年頃なんですもの。
「フフ……楽しみね」
お母様の一言と黒い微笑みでまたもやシーンですわ。
何かあるのかしら?怖くて聞けません!
お父様ですら突っ込まないじゃないの!
「ところでね、エリーゼ。お母様、後でちょっとお部屋に行っても良いかしら?」
バレてる……逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……
「勿論ですわ!ウフフ……」
「良かったわ、ホホホ……」
コッワ~……背筋が凍ったわ!
「あら、私もお邪魔しても良いかしら?」
「え?ええ、勿論ですわ」
お祖母さまが邪気の無い笑顔で聞いてきたので、頷いてしまった。
「楽しみなだわ、女三代でお茶会だなんて」
そう言われればそうかしら?
「そうですね」
笑顔だ!笑顔こそが正しい選択なり!
「では後でね」
そう言うと立ち上がり食堂から出て行くお母様。
私もあんまりノンビリ出来ないな。
「私も部屋に戻りますわ。お祖母さま、私待ってますわ」
「ええ、後でね」
殿方は何か話す事でもあるのか動かないみたい。
立ち上がって食堂を出る。
「エリーゼ様!」
アニスが待ってました。
……いえ、待っていたのは他の側近達もです。
待ってないのはお祖父さまとお祖母さまの側近と専属侍女だけです。
「部屋に戻るわよ」
「はいっ!」
アニスと一緒に部屋へと戻る。
何となく慌ただしい気がするけど、使用人の事を口出し出来るような事でもないからスルーです。
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