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新しい年 27
「お待たせ致しました」
お母様とお祖母さまの前にも来ました!
「ハインツ、私のパンケーキ一枚とハインリッヒのパンケーキ一枚を交換してきて頂戴」
「畏まりました」
お母様!!ここに夫婦愛を見た!さすがです!さすがお母様!さすオカです!スバラです!
……!マーク多いけど、力説しちゃいました。
「ほほほ……本当、何だかんだ言って仲が良いのだから心配損よね」
お祖母さまが私を見て困った様に笑う。
本当にそうだ。
お父様とお母様はとても仲が良い。
お母様だけじゃない。お父様もお母様を大切にしてるし愛しているのだと分かる。
ではアレクは?と言われると別の愛情があるのかな?と思う程度だ。
ソレを聞かれれば私にとってのアニスとルークは立ち位置の違う大切で愛しい人としか言えない。
もどかしくて難しい。
今はパンケーキを美味しく頂く時間なので難しい事は後回しにしたい。
チラリと見るお母様のパンケーキ。
ズブズブッぽいのに優雅に食べ進める姿は並み居る淑女の誰よりも美しい。
かつて王子妃教育を受けていた時も立ち居振る舞いは特に何も言われなかった。
いや、ダンスもマナーも言われなかったけど。
おかげで教授達からの座学のカリキュラムが鬼の様だったけど、今では良い思い出だわ。
あんなに集中して勉強したのなんて受験(前世)以来よ。
そう言えばお母様って帝国公爵家令嬢だったのだもの、立ち居振る舞いが美しくて当たり前だと思われて生きてたのかな?だとすれば私よりもお母様は大変だったんじゃなかってのかしら?
「フフ……エリーゼ、さっきから百面相で……どうしたの?」
ハッ!お母様に笑われた!
あう~~……恥ずかしい…あー……自覚すると余計に顔が赤くなっちゃう~!
「エリーゼ可愛い……」
ルークのそんな言葉が耳に入る。
バカッ!そんな事言わないでよ!もう!
思わず両手で顔を覆ってフルフルと首を横に振ってしまう。
「エリーゼ。余計可愛いから止しなさい」
お父様まで!
指の隙間からチラッとお父様を見る。
「お父様の意地悪!」
「えっ!」
食堂中あちこちからクスクスと小さな笑い声が上がる。
この笑いは私をバカにする笑いじゃない。
私とお父様のやり取りやお父様の顔を見て、私とお父様の有り様に笑っている。
私の軽口もお父様は仕方ないって顔で受け止めてくれる。
「意地悪……でもお父様の事好き……」
「エリーゼェェェ!俺もエリーゼの事愛してるぞぉぉぉ!」
「お黙りなさい」
お父様の叫びもお母様がピシャリと止める。
いつもの風景。
私の大好きな風景。
お母様とお祖母さまの前にも来ました!
「ハインツ、私のパンケーキ一枚とハインリッヒのパンケーキ一枚を交換してきて頂戴」
「畏まりました」
お母様!!ここに夫婦愛を見た!さすがです!さすがお母様!さすオカです!スバラです!
……!マーク多いけど、力説しちゃいました。
「ほほほ……本当、何だかんだ言って仲が良いのだから心配損よね」
お祖母さまが私を見て困った様に笑う。
本当にそうだ。
お父様とお母様はとても仲が良い。
お母様だけじゃない。お父様もお母様を大切にしてるし愛しているのだと分かる。
ではアレクは?と言われると別の愛情があるのかな?と思う程度だ。
ソレを聞かれれば私にとってのアニスとルークは立ち位置の違う大切で愛しい人としか言えない。
もどかしくて難しい。
今はパンケーキを美味しく頂く時間なので難しい事は後回しにしたい。
チラリと見るお母様のパンケーキ。
ズブズブッぽいのに優雅に食べ進める姿は並み居る淑女の誰よりも美しい。
かつて王子妃教育を受けていた時も立ち居振る舞いは特に何も言われなかった。
いや、ダンスもマナーも言われなかったけど。
おかげで教授達からの座学のカリキュラムが鬼の様だったけど、今では良い思い出だわ。
あんなに集中して勉強したのなんて受験(前世)以来よ。
そう言えばお母様って帝国公爵家令嬢だったのだもの、立ち居振る舞いが美しくて当たり前だと思われて生きてたのかな?だとすれば私よりもお母様は大変だったんじゃなかってのかしら?
「フフ……エリーゼ、さっきから百面相で……どうしたの?」
ハッ!お母様に笑われた!
あう~~……恥ずかしい…あー……自覚すると余計に顔が赤くなっちゃう~!
「エリーゼ可愛い……」
ルークのそんな言葉が耳に入る。
バカッ!そんな事言わないでよ!もう!
思わず両手で顔を覆ってフルフルと首を横に振ってしまう。
「エリーゼ。余計可愛いから止しなさい」
お父様まで!
指の隙間からチラッとお父様を見る。
「お父様の意地悪!」
「えっ!」
食堂中あちこちからクスクスと小さな笑い声が上がる。
この笑いは私をバカにする笑いじゃない。
私とお父様のやり取りやお父様の顔を見て、私とお父様の有り様に笑っている。
私の軽口もお父様は仕方ないって顔で受け止めてくれる。
「意地悪……でもお父様の事好き……」
「エリーゼェェェ!俺もエリーゼの事愛してるぞぉぉぉ!」
「お黙りなさい」
お父様の叫びもお母様がピシャリと止める。
いつもの風景。
私の大好きな風景。
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