文字の大きさ
大
中
小
494 / 1,624
連載
新しい日々
前世なら今日は三が日最後の日の一つ一月三日だ。
三が日と言えば忙しい主婦にもお休みが必要、だから日持ちする料理をお重に詰めて家族は三が日を家族水入らずでゆっくり過ごすのよ……そうお婆ちゃんに教わった。
その気になればいつだって休めるし、家事の殆どは人任せ。
好きな事をして過ごす事も可能な毎日で不平不満は無い。
大好きな両親とお兄様達、愛して止まない男性。
私を支えてくれる大切な人達。
今の私を取り巻く人々は多く、私はその大勢の人達に幸せになって貰いたいと願ってる。
モソリと身動ぐアニスの寝顔にクスリと笑う。
ドレスも下着も全部脱がされ、何一つ身につけずに寝るのは冬の常識だ。
きっとアニスはクリーンの魔法をかけてくれたんだな……と分かる。
時間、何時だろう?思っただけで時間表示される。
朝の五時。
もう少ししたら起き出して毎朝の日課をして湯浴みして、それから朝ご飯食べに行こう。
ルークは誰を選んだのだろう?
どんな風に抱いたのだろう?
ルークに抱かれた男性は何をどう感じたんだろう?
ゾクリと肌が粟立つ。
それは敵対心じゃない。
これが女なら許しがたいし、殺意も沸く。なのに、仲間みたいに思ってる。
変な感じ……一人の男を取り合うんじゃない。必要に応じて分け合う……そう感じる。
「エリーゼ様?」
不意にアニスと目が合った。
困ったような笑顔。
「起こしちゃった?もう少し寝てて良いわよ」
「エリーゼ様、側近に選ばれたのキースです」
キース……アニスの思い人……
「好きな人、側近になっちゃったのね……」
「はい。父さまと一緒です」
アレクと一緒。
それはお父様とお母様の関係と同じ。
お父様を愛するお母様とアレク。
お母様を愛するお父様とエミリ。
そして愛し合うお父様とお母様、アレクとエミリ。
「そうね、まさか親子二代で同じような関係になるとは想像して無かった」
「そうですね、母さまが奥様が一番で二番に父さまって言ってたの今なら分かります。その次に私達子供よって言ってましたけど、それもその内理解出来るようになるのかしら?」
「分からないわ。価値観は人それぞれだもの」
子供が一番の人もいるし、愛する人が一番の人もいる。
そうかと思えばお金や名誉が一番という人もいる。
「そう……ですよね。今頃、キースはルーク様の腕の中なんでしょうか?」
「かもね……」
「どんな顔で抱かれたのかしら?……」
その瞬間、アニスの目が爛々と光り舌舐めずりする女豹が背後に見えました!
アニス、恐ろしい娘!
三が日と言えば忙しい主婦にもお休みが必要、だから日持ちする料理をお重に詰めて家族は三が日を家族水入らずでゆっくり過ごすのよ……そうお婆ちゃんに教わった。
その気になればいつだって休めるし、家事の殆どは人任せ。
好きな事をして過ごす事も可能な毎日で不平不満は無い。
大好きな両親とお兄様達、愛して止まない男性。
私を支えてくれる大切な人達。
今の私を取り巻く人々は多く、私はその大勢の人達に幸せになって貰いたいと願ってる。
モソリと身動ぐアニスの寝顔にクスリと笑う。
ドレスも下着も全部脱がされ、何一つ身につけずに寝るのは冬の常識だ。
きっとアニスはクリーンの魔法をかけてくれたんだな……と分かる。
時間、何時だろう?思っただけで時間表示される。
朝の五時。
もう少ししたら起き出して毎朝の日課をして湯浴みして、それから朝ご飯食べに行こう。
ルークは誰を選んだのだろう?
どんな風に抱いたのだろう?
ルークに抱かれた男性は何をどう感じたんだろう?
ゾクリと肌が粟立つ。
それは敵対心じゃない。
これが女なら許しがたいし、殺意も沸く。なのに、仲間みたいに思ってる。
変な感じ……一人の男を取り合うんじゃない。必要に応じて分け合う……そう感じる。
「エリーゼ様?」
不意にアニスと目が合った。
困ったような笑顔。
「起こしちゃった?もう少し寝てて良いわよ」
「エリーゼ様、側近に選ばれたのキースです」
キース……アニスの思い人……
「好きな人、側近になっちゃったのね……」
「はい。父さまと一緒です」
アレクと一緒。
それはお父様とお母様の関係と同じ。
お父様を愛するお母様とアレク。
お母様を愛するお父様とエミリ。
そして愛し合うお父様とお母様、アレクとエミリ。
「そうね、まさか親子二代で同じような関係になるとは想像して無かった」
「そうですね、母さまが奥様が一番で二番に父さまって言ってたの今なら分かります。その次に私達子供よって言ってましたけど、それもその内理解出来るようになるのかしら?」
「分からないわ。価値観は人それぞれだもの」
子供が一番の人もいるし、愛する人が一番の人もいる。
そうかと思えばお金や名誉が一番という人もいる。
「そう……ですよね。今頃、キースはルーク様の腕の中なんでしょうか?」
「かもね……」
「どんな顔で抱かれたのかしら?……」
その瞬間、アニスの目が爛々と光り舌舐めずりする女豹が背後に見えました!
アニス、恐ろしい娘!
感想 5,724
あなたにおすすめの小説
【完結】留学先から戻って来た婚約者に存在を忘れられていました
山葵国王陛下の命により帝国に留学していた王太子に付いて行っていた婚約者のレイモンド様が帰国された。
王家主催で王太子達の帰国パーティーが執り行われる事が決まる。
レイモンド様の婚約者の私も勿論、従兄にエスコートされ出席させて頂きますわ。
3年ぶりに見るレイモンド様は、幼さもすっかり消え、美丈夫になっておりました。
将来の宰相の座も約束されており、婚約者の私も鼻高々ですわ!
「レイモンド様、お帰りなさいませ。留学中は、1度もお戻りにならず、便りも来ずで心配しておりましたのよ。元気そうで何よりで御座います」
ん?誰だっけ?みたいな顔をレイモンド様がされている?
婚約し顔を合わせでしか会っていませんけれど、まさか私を忘れているとかでは無いですよね!?
【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
「私が愛するのは王妃のみだ、君を愛することはない」私だって会ったばかりの人を愛したりしませんけど。
下菊みことこのヒロイン、実は…結構逞しい性格を持ち合わせている。
レティシアは貧乏な男爵家の長女。実家の男爵家に少しでも貢献するために、国王陛下の側妃となる。しかし国王陛下は王妃殿下を溺愛しており、レティシアに失礼な態度をとってきた!レティシアはそれに対して、一言言い返す。それに対する国王陛下の反応は?
小説家になろう様でも投稿しています。
ド近眼の伯爵令嬢は婚約破棄されたらしいですが、相手が誰だか見えていませんでした
茨野 三智婚約破棄を告げられた伯爵令嬢エレノア。
けれど彼女は、相手の顔を見ても首をかしげるだけだった。
「失礼ですが……どちら様でしょう?」
重度の近眼ゆえに、婚約者の顔すら判別できなかったのである。
社交より研究が大好きな彼女は、婚約解消をあっさり受け入れ、魔導工学の研究へ没頭する日々を送ることに。そんなある日、王立図書館で出会った謎の青年リヒトの何気ない一言から、世界を変える大発明への道が開かれていく。
やがて誕生するのは、人々の人生を一変させる「魔導レンズ」。
見た目や噂だけで彼女を切り捨てた者たちが後悔する頃、エレノアの隣には、最初から彼女の価値を見抜いていた人物がいた――。
天然研究者令嬢が恋も夢もつかみ取る、ほのぼのラブコメファンタジーです。
【完結】 メイドをお手つきにした夫に、「お前妻として、クビな」で実の子供と追い出され、婚約破棄です。
BBやっこ侯爵家で、当時の当主様から見出され婚約。結婚したメイヤー・クルール。子爵令嬢次女にしては、玉の輿だろう。まあ、肝心のお相手とは心が通ったことはなかったけど。
父親に決められた婚約者が気に入らない。その奔放な性格と評された男は、私と子供を追い出した!
メイドに手を出す当主なんて、要らないですよ!
旦那様には好きな人がいる
えくれあ私の旦那様である、テオドール・セルヴァン侯爵様には好きな人がいる。
それは、幼馴染であり、王太子妃でもあるマチルダ様だ。
お二人は、いつもとても仲睦まじいご様子で、そんな叶わぬお二人の恋をそっと見守るのが私の日常だった。
そんなある日、夜会にめったに顔を出さない王太子殿下に、ダンスに誘われて。それがきっかけで、私の日常は少しずつ変化し始めた。
【完結済】ワザと醜い令嬢をしていた令嬢一家華麗に亡命する
satomi醜く自らに魔法をかけてケルリール王国王太子と婚約をしていた侯爵家令嬢のアメリア=キートウェル。フェルナン=ケルリール王太子から醜いという理由で婚約破棄を言い渡されました。
もう王太子は能無しですし、ケルリール王国から一家で亡命してしまう事にしちゃいます!
毒はすり替えておきました
夜桜 令嬢モネは、婚約者の伯爵と食事をしていた。突然、婚約破棄を言い渡された。拒絶すると、伯爵は笑った。その食事には『毒』が入っていると――。
けれど、モネは分かっていた。
だから毒の料理はすり替えてあったのだ。伯爵は……。