婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

新しい日々 12

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「初戦が飛竜……ですか」

キースったら不安そうねぇ。

「そうね。でも領主隊四番隊と一緒に討伐だし頑張ればちゃんと討伐出来る筈よ」

うん。ルークの目がキラキラしてる所ちゃんと見なさいよ、すぐにでも行きたいって顔よ。

「どこら辺かは知ってるのか?」

「そこまでは聞いてないわ。でも出発前にお父様から説明があるはずよ。仮隊長として色々指示もあるはずだし」

「そうか……例えばどんな指示がある?」

「街に寄るとか、日数とか野営準備とかあるはずよ。本来はどんな風に旅をするのか覚えておいた方が良いわよ」

私がいるとチート感が凄いからなぁ……食事事情だけでも随分違うものね。
でも、ルークだって無限収納出来るし……マジックバック持ってるし。
それを思えば身軽になるのかな?

「いや、今更無理!」

どキッパリ言うな!キースがえっ?て顔してるわよ!

「キースがついてこれて無いから」

「え?ああ、悪かったな。マジックバックがあるから普通に荷物を余分に持って行けるんだ」

「マジックバック……ですか?」

一般的じゃないのよね。マジックバック。

「見た目に反して大容量のバックよ。空間魔法が施されてるのよ、滅多に出回らない高級品よ」

「さすが帝国の皇子様なんですね……」

その通りだから反論出来ないわね。

「まあ、そこは置いといて。一番嵩張る食料が楽に運べるのは有難いけど、その分ルークの重要性は高まるわね。それに討伐した魔物を運んだりとか出来るのも大きいわね。旅してる間に理解出来ると思うわ、だから今からあんまり考え込む事ないわ」

覚えろより慣れろの理論よ。
だって仕方ないわ、従来の野営から随分楽にしてしまったもの。
でも大草原を取り囲むように作られた大街道の通ってない所は何も出来て無いから不便よね。

「どうした?」

「ん?サテュロスゲットの為に通った大街道なら便利どけど、そうじゃないと野営用にベースが無いから不便かもって思ったのよ」

あ、ルークが止まった。
そりゃあ止まるよね、野営セットあると無いじゃ便利さが段違いだもの。

「そうか……そうだったな……無い場合は何とかしなけりゃいけないのか……」

「うーん……でも、四番隊は帰って来る時に同道してたから自分達で作るかも」

「そうだな……楽観視も良くないが何とか出来る可能性も高いんだな」

ちょっと復活した。
各魔法使いがいるから、大丈夫だと思うのよ。
それに一番士気に関わるのって食事だから。
それを思えば乗り切れると思うのよね。
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