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新しい日々 35
「エリーゼ様」
「うん。待ちましょう」
涙は止まっていた。
不思議と大丈夫な気がする。
「朝ご飯食べに行こっか」
「はい」
私は自分の事でいっぱいでアニスの事に気がつかなかった。何を話すでも無く無言で食堂へと向かう。
アニスと別れ食堂に入ると家族全員揃っていた。
私が最後だった。
「おはようエリーゼ、昨日はちゃんと眠れたのかしら?」
お母様が心配そうな顔で聞いてくる。
「おはようございます、ちゃんと眠れました」
私の顔ヤバイのかしら?
「お祖父さま、お祖母さま、お父様、キャスバルお兄様、トールお兄様、おはようございます。あ……ルークもおはよう」
私が挨拶をすると、それぞれに挨拶を返される。
椅子に座ると朝ご飯が出される。
今日は和食……嬉しそうなルークを見て少しだけ(ああ……そうだ、討伐の旅の間は和食率下がるのか……)なんて思った。
「ルークは調理器具持って行かないのかしら?」
そんな事を思ったからか、ついポロリと疑問が口から出てしまった。
「いや、持ってく……と言うか既にしまってるから安心して欲しい」
「あ……あー……うん、そう……」
どうしよう、トーク続かない。
「エリーゼは心配性ね、でも安心なさい。力の無いような殿方を貴女の婚約者にはしないわ、絶対に」
お母様の強気な言葉に私とルークがピタリと動きを止める。……コッワー……言葉が強すぎて怖いです。
「ありがとうございます、お母様」
他に言い様が無いです。
和やかな朝ご飯を済ますとルークの顔が引き締まった。
「では俺は出発の確認をします」
え?もう?早くない?
「そうだな、その方が良い」
お父様?
「そうだな、初めての討伐の旅だ早めが良い」
キャスバルお兄様?
「ルークの実力を僕等は知ってるけど、領民は知らないからね」
ああ……そうか。ルークの事知らない人の方が多いんだっけ……
「大丈夫だ、エリーゼ。帝国人の俺がいきなり侯爵令嬢の婿にわいて出たんだ。早め早めに行動を起こしておく方が良い」
その通りだけど……その通りなんですけど!
「そんな膨れっ面するなよ、早めに行ってさっさと一狩りして来るからさ」
「事も無げに言わないで!離れるだけで不安なのに!」
「だからだよ。どこをどうやっても行かなきゃならない。ならさっさと行って帰って来た方が得策だろう?早く帰って来れれば一緒にいる時間も増えるだろ?良い事だけ考えて待っててくれないか?」
ズルい……イケメンが笑顔で待っててくれないか?とか頷くしかないじゃない!
「うん。待ちましょう」
涙は止まっていた。
不思議と大丈夫な気がする。
「朝ご飯食べに行こっか」
「はい」
私は自分の事でいっぱいでアニスの事に気がつかなかった。何を話すでも無く無言で食堂へと向かう。
アニスと別れ食堂に入ると家族全員揃っていた。
私が最後だった。
「おはようエリーゼ、昨日はちゃんと眠れたのかしら?」
お母様が心配そうな顔で聞いてくる。
「おはようございます、ちゃんと眠れました」
私の顔ヤバイのかしら?
「お祖父さま、お祖母さま、お父様、キャスバルお兄様、トールお兄様、おはようございます。あ……ルークもおはよう」
私が挨拶をすると、それぞれに挨拶を返される。
椅子に座ると朝ご飯が出される。
今日は和食……嬉しそうなルークを見て少しだけ(ああ……そうだ、討伐の旅の間は和食率下がるのか……)なんて思った。
「ルークは調理器具持って行かないのかしら?」
そんな事を思ったからか、ついポロリと疑問が口から出てしまった。
「いや、持ってく……と言うか既にしまってるから安心して欲しい」
「あ……あー……うん、そう……」
どうしよう、トーク続かない。
「エリーゼは心配性ね、でも安心なさい。力の無いような殿方を貴女の婚約者にはしないわ、絶対に」
お母様の強気な言葉に私とルークがピタリと動きを止める。……コッワー……言葉が強すぎて怖いです。
「ありがとうございます、お母様」
他に言い様が無いです。
和やかな朝ご飯を済ますとルークの顔が引き締まった。
「では俺は出発の確認をします」
え?もう?早くない?
「そうだな、その方が良い」
お父様?
「そうだな、初めての討伐の旅だ早めが良い」
キャスバルお兄様?
「ルークの実力を僕等は知ってるけど、領民は知らないからね」
ああ……そうか。ルークの事知らない人の方が多いんだっけ……
「大丈夫だ、エリーゼ。帝国人の俺がいきなり侯爵令嬢の婿にわいて出たんだ。早め早めに行動を起こしておく方が良い」
その通りだけど……その通りなんですけど!
「そんな膨れっ面するなよ、早めに行ってさっさと一狩りして来るからさ」
「事も無げに言わないで!離れるだけで不安なのに!」
「だからだよ。どこをどうやっても行かなきゃならない。ならさっさと行って帰って来た方が得策だろう?早く帰って来れれば一緒にいる時間も増えるだろ?良い事だけ考えて待っててくれないか?」
ズルい……イケメンが笑顔で待っててくれないか?とか頷くしかないじゃない!
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