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新しい日々 38
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邸に入りサロンへとお母様に連れて行かれる。
いつの間にかコートも手袋も取られ、椅子に座らされ温かい紅茶が目の前に置かれて初めてお母様の顔を見た。
「エリーゼ、しっかりなさい。やる事は沢山あるでしょう?」
お母様の口調は厳しいけど眼差しは優しい。慰めてくれてる。そうだ、やる事は沢山ある。
「そうでした。開拓に農場と果樹園を作って……」
「違うわよ!エリーゼ、貴女ったら……婚姻式の準備もあるのよ!」
えっ?そこ?それなの?
「準備って何かあるかしら?」
ドレスもあったし、お飾りはすでにあるやつで良いと思うのだけど……
「エリーゼ!あるに決まってるでしょう!ドレスを作って、お飾りを発注しなければならないでしょう!お呼びする方への招待状は私達が用意するから気にしなくて良いのよ」
「え?あるやつじゃダメなのかしら?」
お母様にキッ!って睨まれました。え~……何でぇ?
「駄目に決まってるでしょう!春に行う婚姻式に冬用のドレスなんて駄目よ!せっかく何ですもの、殿下のお色に合わせたお飾りも新調しましょう!勿論殿下のご衣装も作って貰わないと!」
えらいこっちゃ……自分のだけじゃなくて、ルークの衣装まで……
「すぐに取り掛からなくてはいけないかしら?」
「大まかな事はね!」
うあ……お母様のテンションが上がってる。爆上げに近い気がする……
「分かりました」
「そう!良かったわ!エミリ、エルフとドワーフの所に行って呼んで来て頂戴!」
は?え?
「はい」
声はすれど姿があっという間に見えなくなりました。って扉の向こうに消えただけなのだけど。
「ウフフ……今度は思い切りエリーゼに似合うドレスにしなくてはね!」
あー……そうか、今までは王室典範に則って作ってたからな。
ウェディングドレス、古典的デザインから好みのデザインに変わるってだけでテンション上がるかぁ……
「エリーゼ様!楽しみですね!」
アニスも寂しいだろうに懸命に笑顔で……健気すぎて胸がキュンッ!てするわ。
「楽しそうね、混ぜて頂けるかしら?」
「勿論ですわ、お祖母さま」
お祖母さまの優しい笑顔に少しだけ力が抜ける。
「お祖母さまとお母様だけ?お父様達は?」
何でいないのかしら?
「ホホホ……殿方は大人しく仕事してれば良いのよ」
ピャッ!お母様の笑顔が黒いです!お父様、何かやっちゃったの?助けれないから自力で頑張ってね、お父様!
いつの間にかコートも手袋も取られ、椅子に座らされ温かい紅茶が目の前に置かれて初めてお母様の顔を見た。
「エリーゼ、しっかりなさい。やる事は沢山あるでしょう?」
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「そうでした。開拓に農場と果樹園を作って……」
「違うわよ!エリーゼ、貴女ったら……婚姻式の準備もあるのよ!」
えっ?そこ?それなの?
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ドレスもあったし、お飾りはすでにあるやつで良いと思うのだけど……
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「え?あるやつじゃダメなのかしら?」
お母様にキッ!って睨まれました。え~……何でぇ?
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えらいこっちゃ……自分のだけじゃなくて、ルークの衣装まで……
「すぐに取り掛からなくてはいけないかしら?」
「大まかな事はね!」
うあ……お母様のテンションが上がってる。爆上げに近い気がする……
「分かりました」
「そう!良かったわ!エミリ、エルフとドワーフの所に行って呼んで来て頂戴!」
は?え?
「はい」
声はすれど姿があっという間に見えなくなりました。って扉の向こうに消えただけなのだけど。
「ウフフ……今度は思い切りエリーゼに似合うドレスにしなくてはね!」
あー……そうか、今までは王室典範に則って作ってたからな。
ウェディングドレス、古典的デザインから好みのデザインに変わるってだけでテンション上がるかぁ……
「エリーゼ様!楽しみですね!」
アニスも寂しいだろうに懸命に笑顔で……健気すぎて胸がキュンッ!てするわ。
「楽しそうね、混ぜて頂けるかしら?」
「勿論ですわ、お祖母さま」
お祖母さまの優しい笑顔に少しだけ力が抜ける。
「お祖母さまとお母様だけ?お父様達は?」
何でいないのかしら?
「ホホホ……殿方は大人しく仕事してれば良いのよ」
ピャッ!お母様の笑顔が黒いです!お父様、何かやっちゃったの?助けれないから自力で頑張ってね、お父様!
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