婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

新しい日々 58

「さて、厩に行こうか。ヒナはそこで付けて貰うから」

家屋内でのヒナはスタンダードじゃなくて、小さくなって貰ってるのです。

ピュ~イッピュイッ!(おっ出かけお出かけ!)

こうして私達は厩目指してエントランスから出てとことこと歩いて行く。
……この可愛い武装、見た目よりも遙かに高性能かも。ちっとも寒くないし、体も楽。重さもあんまり感じ無いのも良い。歩きやすいし、この武装……イイ……

「あれ?」

ん?厩の辺りにトールお兄様がいる。フレイも一緒だし、どうしたのかしら?
トールお兄様達も気が付いた様で私達に手を振ってる。
んー?何かしら?

「エリーゼ!視察には俺達も一緒に行くからな!実際に開拓する時は俺達と三番隊も行く」

おお!トールお兄様の心強い言葉!チラッとカワイコちゃん達をチラ見したけど、気にしてないようで一安心です!
まあ、一緒に戦った事もあるしトラブルにはならないでしょ。

「ありがとうございます、じゃあ今から支度をするので」

主にヒナのですけど。

「ん?チョロギーなら既に鞍は付いてるぞ」

「いえ、ヒナにも鞍を付けないといけませんから」

だって鞍付きの武装なんですもの。

「そうか、じゃあ一緒に付けて自分でも付けれる様にしておくか?」

おお!さすがお兄様!分かってらっしゃる!

「宜しくお願いします!」

お兄様達も含めて厩へと向かう。そこに私の愛馬チョロギーとトールお兄様の愛馬キントンが仲良くしてます!チョロギーは真っ白な馬体に金のたてがみと尾を持ってます。キントンは黒い馬体にたてがみと尾、そして四本の足先が白いツートンカラーの馬です。
チョロギーもキントンも既に鞍を付けての待機です。

「じゃあ、ヒナの鞍を付けるので教えて下さい!ヒナ、大っきくなって」

本来の大きさに戻ったヒナは見上げる程大きい。
今回はアニスに乗って貰うつもり。
鞍一式と飾りにしか見えない装備を取り出して置いた。
馬具に似てるけど、若干違うのよね……

「まずはこれからだな……」

トールお兄様の言葉と手にした物を見てヒナに付けて行く。簡単にズレないように調整しながら取り付け、時間は掛かっても仕方ないと腹を括って次々とヒナに装着する。
前回の急拵えの物と違って、しっかりした物だった。
残った装飾品ぽい装備を付けていく。
それらは胸当て的な物や兜みたいな物……飾り房も付いてオシャレだ。

「格好よくなったわね」

ピュイ~!(嬉し~!)

嬉しそうに鳴いてちょっと飛び上がったヒナはチョコ〇っぽくて笑ってしまった。
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