婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

新天地を! 91

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ザッとかけ湯をして体拭きを濡らして頭に巻いてウキウキ気分でサウナに入る。
この部屋は板張りにしたので、安心して入れます。
木の柵の向こうに金網(太い)があって、その向こうにサウナ用の石がゴロゴロしてる。
なぜか無限収納に入ってたので、有難く使ってます。島でとれたのかな?
室内はスタンダードな三段仕立てですが、最初は一段目に座って暑さをジンワリと感じていく。

「暑い……わね……」

お母様達が入って来ました。アニスも恐る恐るに最後尾についてきてます。

「汗をかくための部屋なので」

「そうなのね……」

お母様は私の隣に座ると私の真似をしてジッとしてます。

「この床が一番楽ですよ。段が上がれば上がる程暑いので」

ビクリとお母様は後ろを振り向き段を確認した。うん、しますよね。私もしましたから。
私はマップ表示にして時計も表示させてる。目安は十分だから。
侍女トリオとアニスも私達と同じ一段目に座って暑さに耐え始める。

「体中から汗が噴き出してるみたい……」

「噴き出してます。私も既に汗が凄いです」

普段から体を動かしてるからか発汗早い……
こうして無言でサウナを楽しみます。この無心で耐える、この時間……
マップの時計が十分過ぎたのを確認して立ち上がる。

「お母様もアニス達も一度出ましょう。かけ湯をしたら、すぐ近くにある水風呂に入りましょう」

「えっ?えぇ……」

初サウナでボンヤリしてるのでしょうか?私に釣られるようにトコトコとついてくるお母様、メチャ可愛い。
ザバッとかけ湯をして水風呂にそろそろと入り、ゆっくりと浸かる。

「あー……キタァ……」

最初、冷たいって感じた後のホワンと何か得体の知れない気持ち良さ……

「キャッ!冷たっ……」

「お母様、そのまま静かに浸かって下さい」

渋々と水風呂に浸かるお母様の顔をチラッと見れば、最初こそは険しかった顔もホワンと緩みました。
これこそがサウナの醍醐味だと思うのですよ。

「お母様、そろそろ上がって外で一休みしましょう」

「分かったわ」

ザバザバと水風呂から上がり露天風呂のある外へと向かいます。
ここには休憩出来るようベンチがありますからね。
ペタリとベンチに座ってゆっくりと体を休める。
あー……火照った体が気持ち良い……
サウナの入り方はサウナ室の前に木の板に記して貼り付けてあるから男湯も入れると思う……でも時間分からないか……まあ、暑くなったら出る様にってちゃんと書いておいたし大丈夫よね?
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