偽物の番

また、行ってしまった……
飛び立った小鳥の姿が見えなくなるまで、膝を抱えじっと見つめていた。

洞窟の奥深く、私は1人。空腹で手当たり次第、目に入ったモノを口にして。何度も吐きながら食べられるモノと食べられないモノを知った。
洞窟から出ようとした時もあったが、一歩外へ出ると身体が震え頭が痛くなり、また洞窟内へ戻るしか出来なかった。

外へは出られなくても、洞窟の入り口から外を眺める事は好きだった。雨が降ると雨宿りをする動物達が来るのが唯一の楽しみ。でも、雨が止み太陽の光が射せば皆、後ろは振り向かず立ち去って行く。

そんな私の前に大きな黒い獣が現れ、この洞窟から無理やり連れ出された。

この先にあるのは、一体何なのだろう?

※ゆるふわ設定です。
更新次期未定。
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