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好きすぎるあまり声を掛けられずにいた ☆

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 やがて触手によって私の腰や太腿が支えられ、下腹部を持ち上げられる。

「舐めるよ」

 ハロルド様は一言告げたあと、内腿にチュッチュとキスをしてから、濡れそぼった秘唇に口づけてきた。

「んぁああ……っ♡」

 温かな舌でネロリネロリと秘唇を舐められ、熱い吐息を掛けられる。

 それだけでなく、彼は触手にいたぶられてピンと尖った淫芽を転がし、さやから顔を出した大きな淫玉を優しく撫でてきた。

「っひあぁあああ……っ♡、あぁーっ! あっ♡ あぁっ!?」

 私はあまりの気持ちよさにとろけきった声を上げていたけれど、異変を感じて目を見開いた。

 膣内にハロルド様の舌が潜り込んできた……と思ったのに、あきらかに人とは異なる長さでヌルルル……と私の膣内を犯してきたのだ。

「あぁあああっ♡ はぁあああっ♡ んぁっ♡ あぁああっ!」

 今まで触手に悪戯をされても、蜜壷の中には侵入してこなかった。

 もしあれが私の中に入り込んでいたら、こんな感じなのかもしれない。

 柔らかくて弾力に富んだそれは、自由にぐねぐね動いて、唾液なのか淫液なのか分からない粘液を出しながら、グチャグチャと私の蜜壷を犯してくる。

「舌ぁっ! 舌がぁああっ♡」

 私はブリッジするように腰を浮かせ、ガクガクと脚を震わせいきむ。

 膣を引き絞って舌を追い出そうとしたけれど、彼は許してくれなかった。

 お仕置きするかのように、極太の触手がニュルニュルとお腹や胸元に這い、裏側にあるつぶつぶで吸引してくる。

 乳房も触手で絡めとられ、乳首は柔らかな触手に包まれて吸引され、先端のへこみまでくまなく愛された。

「あはぁあああぁっっ♡ あぁあああ♡ んーっ、んぁああああっ♡」

 蜜壷を舐められてこの上ない法悦を得ているというのに、後孔に細い触手が当たったかと思うと、ツンツンとそこをつついたあとにプチュリと入り込んできた。

「そこ駄目ぇえええぇっっ! あっ♡ あぁーっ!」

 不浄の場所をほじられ、私は獣のように吠える。

 全身から汗が噴き出し、常軌を逸した悦楽と羞恥とで気がおかしくなりそうだ。

 ハロルド様の舌が蜜壷の中でグチャグチャと暴れ、滑らかなものが勢いよく出入りする感覚に私は身を震わせる。

 哀れなまでに勃起した淫玉に細い触手が絡まり、肉真珠を根元から飛び出させるようにキュッと締め付けてきた。

「だめぇっ! そこっ、縛ったら……っ、んあぁああっ!」

 心なしか、淫液を塗りつけられた淫玉は、いつもより大きくなっているように思えた。

 はふはふと呼吸を整えて下腹部を見れば、恥丘の向こうからピンク色の突起が小さな男根のように生えているのが見える。

「やだっ、やだぁっ!」

 それを触手にチュコチュコとしごかれ、私は舌を出し悶えた。

「はぁああああぁっ! あぁあああーっ!」

 とうとうこみ上げたものを我慢できなくなった私は、小さな孔からブシュッと愛潮を漏らして果ててしまった。

 その途端、ハロルド様の舌がズルンと抜け、私はベッドの上に倒れ込んで荒い呼吸を繰り返す。

「……あぁ、美味い……」

 彼は濡れた口元を舐め、陶酔しきった表情で笑った。

 不思議な事に、あれだけ伸びた舌はもとの長さに戻っている。

 しかも彼はとびっきりの美男なので、いまだ彼の背後からウネウネ伸びている触手と結びつけられない。

 いっそ、「夢なんじゃ……」と思うけれど、私の体中を愛撫しているこの触手は本物だ。

「そろそろ入れるよ、エメライン」

 そう告げたハロルド様がトラウザーズを寛がせると、奥から硬い肉棒がブルンッと飛び出た。

 ご立派……!

 私は誰ともこういう関係になった事がなく、男性のシンボルを目にした事もない。

 でも、一目見ただけで、ハロルド棒が標準より大きい事が分かった。

 彼の肉竿は肌色よりやや濃く、先端はヌラリとしたくすんだピンク色をしている。

 わぁ……、グロテスク……。

 美術館に行った時に男性の裸身像をスケッチしつつ、アソコを凝視していたけれど、あんなの目じゃない。

 というか、これがリアルの男性器なら、美術館にあったあれは相当小さい部類では……?

 まともに男性器を見た事がない私の思考は、ほんの一瞬でまったく関係ないところまで飛んでいた。

「エメライン。君に一目惚れしたあと、好きすぎるあまり声を掛けられずにいた」

 言われてみると、〝絵画を愛する会〟に入って大勢のお友達ができたけれど、ハロルド様とはそれほど話せていなかった。

 打ち解けるのもかなり後からで、『この方はお喋りが得意ではないのだわ』と思っていたから、私も話題をよく考えてから話しかけるようにしていた。

「だから写生の時、触手を伸ばして接触してしまったんだ」

 ……ですよね。
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