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過去への嫉妬5
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「ふふ、君は昔からそうだったね。怖いと思っても、興味が強くてついそうやって見てしまう」
妖艶に笑い、クライヴは自分の腹部から腰へと手を滑らせる。その後、軽く竿を持って揺らしてみせると、モニカの目が丸くなる。
「あ、……あなた、いつからそんなに……。その、大人の男の人になったの?」
記憶にある限り、クライヴはこんな色っぽい男性ではなかった気がする。
スラッとした青年で、大人がいる場では少し詰まらなさそうにしていたが、聞き分けが良くてパッと見は『いい子』で……。
モニカと喧嘩をして、仲直りの握手で手に虫を握らせるという時期もあったが、それは子供時代だと記憶している。
思い出しても思い出しても、クライヴを形作る中に「色っぽい」という単語はなかった気がする。
呆然としていると、彼は半身を肘で支えた状態で皮肉気に笑った。
「君は俺のことを、男だと思っていなかったのか?」
「あ……、う……、ぅ。将来を誓った男性とは……、思っていたけれど……」
「その結果、こうなると思っていなかった?」
「……あなたの裸なんて、見たことないもの」
そう。モニカには知らないものばかりだ。
綺麗に着飾った下に、見るだけで興奮する見事な肉体が隠されているとは、想像もしなかった。
城にある軍神像を見て、「クライヴもこうなのかしら?」と思ったことはある。
けれど目の前にあるのは、ぬくもりを持った本物の肉体。おまけに大事な部分は軍神像のアレとは比べものにならず、信じられない大きさだ。
「俺のことが好きなら、この上に乗ってご覧」
また、クライヴが竿を揺らす。
「わ……私、重たいわよ? そこは男性の大事な部分なんでしょう? 潰れてしまうわ」
「君の体に、スッポリ入る孔があるから大丈夫だ」
「そ……そうなの……?」
少しその気になっているモニカに、クライヴは内心しめしめと思っている。
モニカは良く言えばとても純粋で、悪く言えば単純だ。
この行為が痛くない、怖くないと説明すれば、羞恥さえ残り越えたら賛同してくれると思っている。
「今ちゃんと君の体を解したから、痛みを感じずに入るはずだ」
「そ……そうなのかしら……? ひとまず、……触ってみてもいい?」
「どうぞ」
許可を得てモニカは恐る恐る手を伸ばし、指先で丸い先端に触れてみる。雫をたらたらと流したそこは、粘液でヌルッとしていた。
「……クライヴも感じているから、濡れているの?」
「ああ。君が欲しくてこうなってる」
いつの間にかモニカは羞恥を残しつつ興味を示し、屹立を撫でてみたりつついたりする。
好きな女の手で局部を弄られている興奮に、クライヴは口内に溜まっていた唾を嚥下した。
「か……硬いのね。骨が入ってるの?」
「入ってないよ。モニカの敏感なマメと一緒で、興奮すると血管とかの関係で大きくなるんだ」
実際、ソコは太い血管が浮き出ている。一見グロテスクなのだが、モニカはクライヴの物だと思うと、どこか可愛いと感じた。
「ちょっと握ってみてもいい?」
「強すぎない程度にね」
片手で竿を握ろうとすると、親指と人差し指がくっつかない。指全体で包み込んでみても、モニカの小さな手に収まるものではなかった。
手の中で脈打っているように感じるそれに、モニカはフッと息を吹きかけた。
「っあ……」
「っごめんなさい! 痛かった?」
「……いや、感じた」
「良かった……」
その「良かった」が、「痛くなくて良かった」なのか「感じて良かった」なのか、クライヴは一瞬考える。
モニカのことだから前者なのだろうが、彼女に後者を言わせてみたいという気持ちもある。
「本当に……入るの? 痛くない?」
モニカはまだグズグズしている。
「悩むより、行動してご覧。その方が君の性分には合っているだろう?」
「それも……、そうだけれど」
自分をよく分かっているクライヴの言葉だと、モニカもやや納得したらしい。
まだ赤い顔で、ゆっくりクライヴを跨いでみる。
竿に手を沿わせて先端を秘部に当ててみると、ズグンと甘い疼きが体を襲う。
「あの……、どこに入れたらいいのか分からないの」
「じゃあ、自分で花びらを拡げてご覧。俺が入り口を見つけて、上手に入れてあげるから」
「う……うん……。上手にしてね?」
実にモニカは扱いやすい。
心の中で彼女が妻で良かったと何度も頷きつつ、クライヴは目の前で開かれた可憐な花びらに見惚れた。
クライヴしか知らない花弁が、細い指により目一杯拡げられている。
充血して膨らんだ真珠があり、その下にほんの小さな孔。これからクライヴを迎えようとしている蜜口は、精一杯口を開いている。窄まった菊座も、力が入っているからかヒクヒクと蠢いていた。
「は……早く……っ、恥ずかしいわ」
「ごめん。つい見とれた」
つま先で体重を支え、大きく脚を左右に広げたモニカは、羞恥のあまり泣きそうになりながら扇情的なポーズをとっている。
クライヴは自分で先端を彼女の蜜口にあてがうと、モニカの腰を支えてゆっくり体を下ろさせる。
「あっ……、こ、ここなの? なんか……、なんか……あっ、あぁあっ!」
正直「あんな物入らない」と思っていたのに、自分の体がズブズブと沈んでいくことにモニカは仰天する。
体の中にクライヴの大きな屹立が入り込み、狭い蜜道を満たしていった。
「お腹……っ、お腹の中……、いっぱい……っ」
くふぅっと息を吐き出し、辛そうにまた吸い込む。胸元が忙しく上下し、モニカは懸命に呼吸を整えようとしている。
妖艶に笑い、クライヴは自分の腹部から腰へと手を滑らせる。その後、軽く竿を持って揺らしてみせると、モニカの目が丸くなる。
「あ、……あなた、いつからそんなに……。その、大人の男の人になったの?」
記憶にある限り、クライヴはこんな色っぽい男性ではなかった気がする。
スラッとした青年で、大人がいる場では少し詰まらなさそうにしていたが、聞き分けが良くてパッと見は『いい子』で……。
モニカと喧嘩をして、仲直りの握手で手に虫を握らせるという時期もあったが、それは子供時代だと記憶している。
思い出しても思い出しても、クライヴを形作る中に「色っぽい」という単語はなかった気がする。
呆然としていると、彼は半身を肘で支えた状態で皮肉気に笑った。
「君は俺のことを、男だと思っていなかったのか?」
「あ……、う……、ぅ。将来を誓った男性とは……、思っていたけれど……」
「その結果、こうなると思っていなかった?」
「……あなたの裸なんて、見たことないもの」
そう。モニカには知らないものばかりだ。
綺麗に着飾った下に、見るだけで興奮する見事な肉体が隠されているとは、想像もしなかった。
城にある軍神像を見て、「クライヴもこうなのかしら?」と思ったことはある。
けれど目の前にあるのは、ぬくもりを持った本物の肉体。おまけに大事な部分は軍神像のアレとは比べものにならず、信じられない大きさだ。
「俺のことが好きなら、この上に乗ってご覧」
また、クライヴが竿を揺らす。
「わ……私、重たいわよ? そこは男性の大事な部分なんでしょう? 潰れてしまうわ」
「君の体に、スッポリ入る孔があるから大丈夫だ」
「そ……そうなの……?」
少しその気になっているモニカに、クライヴは内心しめしめと思っている。
モニカは良く言えばとても純粋で、悪く言えば単純だ。
この行為が痛くない、怖くないと説明すれば、羞恥さえ残り越えたら賛同してくれると思っている。
「今ちゃんと君の体を解したから、痛みを感じずに入るはずだ」
「そ……そうなのかしら……? ひとまず、……触ってみてもいい?」
「どうぞ」
許可を得てモニカは恐る恐る手を伸ばし、指先で丸い先端に触れてみる。雫をたらたらと流したそこは、粘液でヌルッとしていた。
「……クライヴも感じているから、濡れているの?」
「ああ。君が欲しくてこうなってる」
いつの間にかモニカは羞恥を残しつつ興味を示し、屹立を撫でてみたりつついたりする。
好きな女の手で局部を弄られている興奮に、クライヴは口内に溜まっていた唾を嚥下した。
「か……硬いのね。骨が入ってるの?」
「入ってないよ。モニカの敏感なマメと一緒で、興奮すると血管とかの関係で大きくなるんだ」
実際、ソコは太い血管が浮き出ている。一見グロテスクなのだが、モニカはクライヴの物だと思うと、どこか可愛いと感じた。
「ちょっと握ってみてもいい?」
「強すぎない程度にね」
片手で竿を握ろうとすると、親指と人差し指がくっつかない。指全体で包み込んでみても、モニカの小さな手に収まるものではなかった。
手の中で脈打っているように感じるそれに、モニカはフッと息を吹きかけた。
「っあ……」
「っごめんなさい! 痛かった?」
「……いや、感じた」
「良かった……」
その「良かった」が、「痛くなくて良かった」なのか「感じて良かった」なのか、クライヴは一瞬考える。
モニカのことだから前者なのだろうが、彼女に後者を言わせてみたいという気持ちもある。
「本当に……入るの? 痛くない?」
モニカはまだグズグズしている。
「悩むより、行動してご覧。その方が君の性分には合っているだろう?」
「それも……、そうだけれど」
自分をよく分かっているクライヴの言葉だと、モニカもやや納得したらしい。
まだ赤い顔で、ゆっくりクライヴを跨いでみる。
竿に手を沿わせて先端を秘部に当ててみると、ズグンと甘い疼きが体を襲う。
「あの……、どこに入れたらいいのか分からないの」
「じゃあ、自分で花びらを拡げてご覧。俺が入り口を見つけて、上手に入れてあげるから」
「う……うん……。上手にしてね?」
実にモニカは扱いやすい。
心の中で彼女が妻で良かったと何度も頷きつつ、クライヴは目の前で開かれた可憐な花びらに見惚れた。
クライヴしか知らない花弁が、細い指により目一杯拡げられている。
充血して膨らんだ真珠があり、その下にほんの小さな孔。これからクライヴを迎えようとしている蜜口は、精一杯口を開いている。窄まった菊座も、力が入っているからかヒクヒクと蠢いていた。
「は……早く……っ、恥ずかしいわ」
「ごめん。つい見とれた」
つま先で体重を支え、大きく脚を左右に広げたモニカは、羞恥のあまり泣きそうになりながら扇情的なポーズをとっている。
クライヴは自分で先端を彼女の蜜口にあてがうと、モニカの腰を支えてゆっくり体を下ろさせる。
「あっ……、こ、ここなの? なんか……、なんか……あっ、あぁあっ!」
正直「あんな物入らない」と思っていたのに、自分の体がズブズブと沈んでいくことにモニカは仰天する。
体の中にクライヴの大きな屹立が入り込み、狭い蜜道を満たしていった。
「お腹……っ、お腹の中……、いっぱい……っ」
くふぅっと息を吐き出し、辛そうにまた吸い込む。胸元が忙しく上下し、モニカは懸命に呼吸を整えようとしている。
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