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子供の頃の小話 全20話 現在5話

空手

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「俺は空手を習いたい」

そう言っただけなのに、次から次へと色んな人が来て『怪我をしたらどうするつもりだ』とか『将来を考えてものを言え』と、他にも色々言われた。


クリフは習ってた。

何で俺は、どうなるかもわからない未来の為に、何かを諦めなきゃいけないんだろう。

こうなったら、俺なんていてもいなくても同じだ!って思わせよう。

ずっと部屋にこもる事にした。

毎日毎日『仕方ないだろう』とか『わがまま言うな』と言われた。


3日目、父上が来て
「好きにすればいい」と言った。

怒っていたかもしれないけど、べつに気にしない。

俺が初めて自分で勝ち取った自由だ。
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