if~みらいのきみへ
職なしの30代なかばの男。鈴鹿隼人が、ある日、意識を保ったまま倒れ、そのまま身体が動けなくなりやがて亡くなった。
自分はなぜ生きていたのか?
自分はなぜ産まれたのか?
いろんなことを思いながら死んだ。
30年後、その男は転生していてあるきっかけにより前世の記憶が蘇った。
死ぬ前に利用していたメールアカウントでログインすると。
死ぬ前に連絡を取っていた密かに恋心を寄せていた女友だちの水樹から、沢山のメールが来ていることに気づく。
自分が死んだことを知っているのに、世間話が永遠と続いているメールを見て、隼人は思った。
「僕は生きていたんだ」
しかし、そのメールはある日を境にピタリと止まる。
それは隼人が記憶を戻した数週間前だ。
隼人は心配して、その水樹を探すたびに出る。
隼人は、親から育児放棄されており家を出ることは容易だった。
隼人は、水樹からの最後のメール。
「シンガポールに旅行に行くの」を頼りに旅に出ようと決意した。
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